27日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は379円高の26871円。先週末の米国株が大幅高となったことを受けて、寄り付きから200円を超える上昇。ただ前場では高く始まった後は動意が薄く、26700円台でもみ合う時間が長く続いた。
一方、後場は前引けから水準を切り上げて始まると、上げ幅を拡大。一時400円を超える上昇となり、26900円台に乗せた。結局、終値では26900円を下回ったものの、連日で300円を超える上昇となった。
これまで一本値であった東証のプライム、スタンダード、グロースの3指数が本日からリアルタイム算出となったが、プライムが陽線を形成した一方、スタンダードとグロースは陰線で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6900億円。業種別では海運、鉱業、機械などが上昇した一方、不動産、ゴム製品、陸運などが下落した。海運大手3社に強い買いが入っており、川崎汽船が9%を超える上昇。反面、エニーカラー、坪田ラボ、JWSなど、直近上場銘柄に大きく売られるものが多く散見された。