飲み物やスイーツなどの飲食料品がもらえる株主優待は、実用性が高く根強い人気があります。今回は、1株から株主優待が受け取れる「ダイドー」と、株主優待の内容が変更されたばかりの「モロゾフ」についてご紹介します。
ダイドーグループホールディングス(2590)
ダイドーグループホールディングス(以下、ダイドー)は、コーヒー飲料を中心とした清涼飲料水を主に自動販売機で販売する「ダイドードリンコ」を運営する企業です。また、ドリンク剤や医薬品を製造する「大同薬品工業」やゼリー販売でトップシェアを誇る「たらみ」などさまざまなグループ会社を取りまとめています。
ダイドーの株価
2025年12月時点の株価は約2500円です。2008年に約1000円だった株価は、2018年までの約10年間右肩上がりを続け、約3400円まで上昇しました。その後は、約2000円から約3500円の間で小さな株価変動を頻繁に繰り返しています。
1株からもらえる株主優待内容とは
ダイドーの株主優待は、1株以上の株式保有で、毎年1月末と7月末の権利確定日に自社グループ商品が特別価格で提供されます。特別価格商品は、専用WEBサイトでの販売です。
また、200株以上の株式を半年以上保有する株主には、6000円相当の自社グループ商品詰合せが贈呈されます。自社グループ商品詰合せの贈呈時期は、毎年4月中旬頃です。さらに、200株以上の株式を5年継続保有すると、1回限り記念品が進呈されます。

ダイドーの配当は年2回
2026年度の配当金は、7月末の中間配当で15円、1月末の期末配当にて15円の、年間1株当たり30円となる予想です。この金額は、2025年度の40円から減配となっています。
配当・優待の利回り
1株2500円で200株購入した場合、投資金額は50万円です。配当金は6000円なので、配当利回りは約1.2%になります。また、半年継続保有した場合、株主優待として約6000円相当の自社グループ商品詰合せが贈呈されるため、優待利回りは約1.2%、配当と優待を合わせた利回りは約2.4%になります。
モロゾフ(2217)
モロゾフは、日本におけるバレンタイン文化の定着に貢献したとされる、チョコレートやプリン、焼菓子などの洋菓子を製造・販売するメーカーです。百貨店を中心に店舗を展開しており、スーパーやコンビニなどの量販店でも商品を取り扱っています。
モロゾフの株価
2025年12月時点の株価は約1500円です。2014年までは約500円前後だった株価は、2017年には約1300円まで上昇しました。2018年から2021年にかけて1000円以下で低迷するものの、2022年以降は再び上昇傾向が続いています。
株主優待はいつ届く?
モロゾフの株主優待は、毎年7月末の権利確定日に、100株以上の株式を半年以上保有する株主に対して、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は自社商品もしくは20%割引券で、300株以上保有の場合は内容の選択が可能です。
株主優待は、毎年11月下旬頃発送されます。保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

株主優待が使える店・通販サイト
株主優待の20%割引券は、全国約80店舗のモロゾフ優待券取扱店舗および通販で利用できます。通販で割引券を利用する場合、商品名、数量、価格、住所など必要事項を記入した書類と割引券を同封し、通販窓口へ郵送手続きが必要です。
また、100株以上の株式を半年以上保有する株主は、割引券がなくてもオンラインショップにて4回まで20%割引価格で商品を購入することができます。1回当たりの利用上限金額は税抜き1万円です。
株主優待の変更は改悪?拡充?
モロゾフは、2025年2月に1株が3株に株式分割されました。それに伴い、株主優待の内容について、贈呈される保有株数の条件が変更されること、「半年以上保有」の条件が追加されることの2点が変更されました。
株式分割前から継続して100株以上保有する株主にとっては、今回の変更に伴う贈呈内容に変化はありません。新規で投資を行う株主にとっては、少額の投資金額で株主優待が受けられるようになった点は拡充、半年以上保有の継続条件が追加された点は改悪といえます。
モロゾフの配当は減配継続
2026年度の配当金は、7月末の中間配当で6円、1月末の期末配当にて8円の、年間1株当たり14円となる予想です。この金額は、2024年度の32.66円、2025年度の27.33円から2期連続で減配となっています。
配当・優待の利回り
1株1500円で100株購入した場合、投資金額は15万円です。配当金は1400円なので配当利回りは約0.9%になります。また、半年継続保有した場合、株主優待として約1000円相当の自社商品が贈呈されるため、優待利回りは約0.7%、配当と優待を合わせた利回りは約1.6%になります。
保有株数および保有年数に応じた配当と優待を合わせた利回りの一覧は、下記の表をご参考ください。

まとめ
ダイドーとモロゾフの株主優待について詳しくご紹介しました。
ダイドーは実用的な飲料商品、モロゾフは老舗の高級スイーツといった魅力的な株主優待が受けられる人気の銘柄です。ただし、半年以上継続して保有する必要があり、利回りは比較的控えめなため、インカムゲインを目的とした投資には向きません。
株主優待を楽しむ投資を行いたい方は、ライフスタイルに合わせて投資先として候補に挙げてみてはいかがでしょうか。


