株主優待を実施する企業の中には、メガネを製造・販売する会社があり中にはメガネ・コンタクトレンズ・補聴器などの購入時に割引になる株主優待があります。
例えば株式会社JINS HOLDINGSは、毎年8月31日現在に同社の株式を100株以上保有する株主に対して9,900円分の優待券が贈呈されます。
今回は株主優待でメガネを割引で購入できる銘柄3つを紹介していきます。
株主優待でメガネを割引で購入できる!銘柄3選
株式会社JINS HOLDINGS
株式会社パリミキホールディングス
愛眼株式会社
株式会社ビジョナリーホールディングス(上場廃止)
1.株式会社JINS HOLDINGS
株式会社JINS HOLDINGS(ジンズホールディングス)は、主にメガネの企画・生産・流通・販売などを手がけており「J!NS」「R!M」などのブランド・ショップを展開しています。
JINSの株主優待は、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有の株主が対象です。
出典:株式会社JINS HOLDINGSホームページ「優待情報」
優待券は、同社の国内直営ショップとオンラインショップで利用可能です。
過去5年間の株価の推移もチェックしておきましょう。
2.株式会社パリミキホールディングス
株式会社パリミキホールディングスは、1930年10月10日に兵庫県姫路市で創業しました。グループ企業にメガネ小売事業の「パリミキ」「金鳳堂」、メガネフレームを製造する「クリエイトスリー」などがあります。
株主優待は年2回実施しており、毎年9月末日、3月末日現在の株主名簿に記載された株式1単元(100株)以上を保有する株主に贈呈されます。
「パリミキ」「OPTIQUE PARIS MIKI」の国内各店舗で「株主優待カード」を提示するとメガネ、メガネフレーム、レンズ、サングラスを購入する場合に優待割引を受けられます。
3.愛眼株式会社
「メガネの愛眼」で知られる愛眼株式会社は、メガネの小売・卸売事業を中心にコンタクトや補聴器なども取り扱っており、店舗数は219店(2024年3月31日現在)です。
株主優待は、毎年3月末日と9月末日現在で株式を保有する株主に対し、以下の通り株主優待割引券を贈呈します。
株式会社ビジョナリーホールディングス(上場廃止)
株式会社ビジョナリーホールディングスは、メガネ・コンタクトレンズ・付属品・補聴器などの販売事業を営む株式会社VHリテールサービスなどを傘下にもつ企業です。
「メガネスーパー」「EYESTYLE」「メガネハウス」など、グループ連結で325店舗(2022年5月31日現在)を運営しています。
東京証券取引所・スタンダード市場に上場していましたが、2024年1月29日をもって上場廃止となりました。
過去の株主優待では、単元未満株を保有する株主に対しても1,000円の株主優待券が5枚贈呈されておりグループ店舗、メガネスーパー公式通販サイトで利用できました。
上場廃止の理由は、投資ファンドがグループ会社を通じて株式公開買付(TOB)などで全株式を取得し、買収したことです。
2023年には前社長がコールセンターの業務委託などで不要な支出をする、メガネスーパーの店舗を元従業員に譲渡させるといった疑いがあり3月に辞任しました。
※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
まとめ
株主優待は企業からの贈呈品であり、優待目的の投資はおすすめできません。
しかし「楽しみながら投資をしたい」「優待がきっかけで企業に興味を持った」など、投資の「入り口」として優待に興味を持つ方は少なくありません。
株式投資は利益を出すことを優先し、業界・業績や財務の分析などを十分に行って取引を検討していきましょう。