4月以降メジャー大会が続く
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は終わりましたが、2023年は8月下旬からバスケットとラグビーのワールドカップの開催が続きます。
ただ少し先となりますので、しばらく日本人選手が世界で活躍する姿が見れなくて、寂しさを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に朗報があります。
4月6日(木)から米国のジョージア州で男子ゴルフのマスターズ・トーナメントが行われます。
それに続き、5月に全米プロゴルフ選手権、6月に全米オープンゴルフ選手権、7月に全英オープンゴルフ選手権が開催されます。
ゴルフツアーは年間通して行われますが、上記に挙げた大会が4大メジャーと呼ばれ、注目度の高い大会となります。
また女子に関しては、4月20日(木)に米国で行われるザ・シェブロン選手権を皮切りにメジャー大会が続きます。
その他のメジャー大会の日程に関して、6月にKPMG全米女子プロゴルフ選手権、7月に全米女子オープンゴルフ選手権、アムンディ・エビアン選手権、8月に全英女子オープンゴルフ選手権となります。
女子のメジャー大会の方が男子と比べて多くなります。
男子ゴルフに関しては、1980年代から90年代にかけて、青木功選手、ジャンボ尾崎選手、中嶋常幸選手の活躍からAON時代と呼ばれ、ゴルフ界を席巻していました。
2000年以降は甘いルックスで話題となった石川遼選手への注目度が高まり、同世代の松山英樹選手などニュースターが台頭しました。
一方、2000年代に入ると宮里藍選手、上田桃子選手など若手スターが誕生し、女子ゴルフ界にも注目が集まるようになりました。
2019年8月の全英女子ゴルフで渋野日向子選手が優勝、42年ぶりに日本勢がメジャー大会を制覇したことが話題となりました。その後、若手選手を中心に切磋琢磨しながらレベルが向上し、女子ゴルフの方が国際大会で健闘しているイメージがあります。
メジャー大会制覇でゴルフ関連株は上昇しやすい
日本人選手がメジャー大会で優勝すると、ゴルフ関連株が上昇しやすくなります。
ゴルフ関連株には、ゴルフ専門サイトの運営を手掛けるゴルフダイジェスト・オンライン(3319)、プレー予約運営のゴルフ事業などを行うバリューゴルフ(3931)、ゴルフクラブのシャフトを製造するグラファイトデザイン(7847)などが挙げられます。
実際に、2021年4月のマスターズ・トーナメントで松山英樹選手が優勝し、日本人男子初のメジャー制覇という快挙を好感した買いが入りました。
さらに同年6月、全米女子オープンゴルフ選手権で笹生優花選手が大会最年少で優勝すると、ゴルフ関連株が物色されました。
ゴルフダイジェスト・オンラインのチャートの推移を確認すると、両選手の優勝後に株価は強基調となりました。
日本人選手の活躍に期待
2023年も4月から男女ともにメジャー大会が始まります。
日本人選手の優勝はあるのでしょうか。
男子では松山選手が首痛のため、3月の米テキサス州で行われた世界選手権シリーズのデルテクノロジーズ・マッチプレーを途中棄権しました。回復具合が気になるところです。
松山選手が2年ぶりにメジャー制覇を成し遂げるのか、それとも新星が誕生するのか注目したいと思います。
また女子は渋野選手や笹生選手以外にも畑岡奈紗選手、古江彩佳選手、勝みなみ選手など有力選手がそろっており、躍進が期待できるのではないかと考えています。
メジャー大会での日本人選手の活躍を祈りながら、ゴルフ関連銘柄の動向にも注目してみてください。