29日の日経平均は5日ぶり大幅反落。終値は244円安の26804円。米国株の大幅安を受けて、200円超下げて始まった。そこから下げ幅を300円超に広げたが、高値と安値を開始1時間でつけると、以降はマイナス圏での一進一退が続いた。
本日はTOPIXの浮動株比率変更に伴い大引けにかけてリバランス需給が発生することが広く知れ渡っていたことから、大きく下げても戻りは限られた。一方、前日まではしっかりとした動きが続いていたことから、売り崩すような動きも見られなかった。後場も大きな波乱はなく、終盤にかけてはやや下げ幅を縮小。寄り付き(26814円)にほぼ近い水準で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8700億円と商いは膨らんだ。業種別では電気・ガス、空運、陸運などが上昇した一方、ゴム製品、鉱業、海運などが下落した。
電力需要ひっ迫を材料に東京電力ホールディングスへの買いが続いており、5%を超える上昇。反面、INPEXは原油価格上昇や米エネルギー株高を受けて買いが先行したものの、マイナス圏に沈んで2%を超える下落となった。