出来立ての美味しいうどんが食べられる「丸亀製麺」の親会社であるトリドールホールディングス。100株以上を所有すると、グループ店舗で使えるお得な食事割引券の電子カードがもらえます。
この記事では、株主優待でもらえる食事券の金額や権利確定日などの詳細を徹底解説。さらに、トリドールホールディングスの業績推移や配当金、将来性といった投資判断に必要な情報も紹介します。
株主優待でお得に食事を楽しみたい方だけでなく、中長期的な投資先を探している方にも役立つ情報が満載です。トリドールホールディングスへの投資を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
トリドールホールディングスの株主優待の内容
トリドールホールディングスは、100株以上の所有でもらえる食事割引券です。利用可能な店舗は丸亀製麺をはじめとした系列全店であり、以下を参考にしてみてください。
・丸亀製麺
・とりどーる
・ずんどう屋
・豚屋とん一
・コナズ珈琲
・肉のやま牛
・長田本庄軒
・天ぷら定食まきの
・立呑み晩杯屋
などです。
ただし、一部店舗のなかには優待券が利用できないメニューもあるため、事前に問い合わせてみるのがおすすめです。
なお、所有株数に応じて優待券の金額は増えていきます。
1年以上継続して200株以上を保有している場合は、プラスして3,000円相当の優待券を受け取れます。
2025年1月20日時点の株価は3,675円でしたので、100株取得には約37万円を準備しなければいけません。
権利確定日と優待はいつ受け取れるのか?
権利確定日は毎年3月と9月の末日に実施されており、約3ヶ月後に配布される予定です。2024年から優待券を廃止して、優待カードにポイントが加算されるようになりました。
トリドールホールディングスの基本情報
トリドールホールディングスは、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」を主力ブランドとする外食企業です。国内外に1,000店舗以上を展開し、手頃な価格で本格的なうどんを提供することで、幅広い顧客層から支持を得ています。
創業は1985年であり、香川県で「トリドール三番館」という焼き鳥屋からスタートし、2006年に「丸亀製麺」1号店をオープンしました。
その後、売上を大きく伸ばし急速に店舗網の拡大を続けて、海外展開も積極的に行っています。現在はアジア、ヨーロッパ、北米、オセアニアなど世界各国に進出しています。
丸亀製麺が持つビジネスモデルの特徴として、各店舗で粉から製麺する点です。できたてのうどんを提供でき、品質管理も徹底されている点が一般顧客から好評です。また、天ぷらやおにぎりなどのサイドメニューも充実しており、顧客単価のアップに貢献しています。
財務面では、安定した収益基盤を築いており、着実な増収増益を続けています。海外事業の成長も堅調であり、今後の更なる拡大も期待できます。
他のうどん店や、牛丼店、ラーメン店などが直接的な競合店です。しかし、トリドールホールディングスは、手頃な価格と高品質なうどん、そしてグローバル展開という強みを生かし、競争優位性を築いています。
株価と業績推移
トリドールホールディングス直近5年間における株価と業績の推移は、以下のとおりです。
参照:Traging View
コロナ禍による活動自粛のあった2021年3月期の利益はマイナスに転じていますが、翌年以降は黒字化に成功しています。その後、グローバルも含めて安定的に売上を伸ばしており、2024年3月期の売上高は2,000億円を突破。
ただし原材料高騰の影響を受けているため、利益率は2023年度と比べて横ばいの状況が続いています。
配当金
直近5年間における一株あたりの配当金推移は、以下のとおりです。
2020年:6.25円
2021年:4.5円
2022年:7.5円
2023年:7.5円
2024年:9円
トリドールホールディングスは配当金の割合が少ない銘柄です。2024年3月期の利回りは約0.2%でしたので、配当狙いで投資する目的なら他の株式購入を視野に入れてみるのがいいでしょう。
まとめ
トリドールホールディングスは、丸亀製麺をはじめとする魅力的な飲食ブランドを展開し、株主優待でお得に食事を楽しめる企業です。
本記事では、株主優待の内容に加え、業績推移・配当金・将来性といった投資判断に必要な情報を網羅的に解説しました。
ここ数年は安定的に利益を出し店舗拡大を続けていますが、配当利回りは低いため、配当重視の投資家には不向きかもしれません。購入を検討する際は、自身の投資目標と照らし合わせて判断することが重要です。