年末に向けて意識が高まる11月の株主優待には、日々の暮らしをより豊かで快適にしてくれる実用的なサービスを提供する銘柄が多く揃っています。今回はその中から、生活支援や日常の防災・備えに直結する独自の強みを持つ2銘柄、CaSy(9215)とウェザーニューズ(4825)をご紹介します。どちらも日常生活で役立つ魅力的なサービスを優待として体験できる優待銘柄です。
銘柄1:CaSy(コード:9215、東証グロース)
1. 事業内容
CaSyは、掃除や料理、整理収納などの家事代行サービスを展開する企業です。受付からマッチング、料金支払いまでWebやアプリ上で完結するDX化システムが最大の特徴です。手軽に高品質なサービスを利用できる利便性から多くのユーザーの支持を得ています。近年は地方自治体との「産前・産後支援ヘルパー事業」などの連携拡大や、M&Aによる顧客基盤の強化も進め、広く暮らしを支えるプラットフォームをめざしています。
2. 株主優待内容
毎年11月30日時点の株主を対象に、1単元(100株)以上保有で、同社の家事代行などのサービスに利用できる特別優待ギフト券8000円分が贈呈されます。ギフト券は2月中旬に発送され、有効期間は翌年2月末までです。仕事や家事で忙しい現代人にとって、プロの家事支援をお得に利用できる優待は、実用性の観点から大きな魅力となっています。
3. 業績・株価動向
2026年11月期の上期実績は売上高10.3億円(前年同期比15.1%増)と好調に伸長しました。新規事業(外国人家事支援人材や訪問介護)への先行投資により営業損益は600万円の赤字となりましたが、主要KPIである「定期利用ユーザー数」は8187人(前年同期比8.9%増)とストック収入の土台は着実に拡大しています。
2026年11月期の通期連結業績予想は、先行投資の影響から売上高21.2億円(前期比10.5%増)、営業利益1億3300万円の赤字を計画しています。株価は1003円(2026年9月7日終値)で推移しており、最低購入代金は約10万円(10万0300円)と、個人投資家が比較的少額からアプローチしやすい点もポイントです。
【CaSyの週足チャート(2026年9月7日まで)】

銘柄2:ウェザーニューズ(コード:4825、東証プライム)
1. 事業内容
ウェザーニューズは、民間気象情報サービスで世界最大手の企業です。気象予測に基づく海運向け最適航路提案を祖業とし、現在は航空、インフラ、個人向けまで幅広くサービスを展開しています。近年は「AI Fusion Company」への進化を掲げ、全社的なAI技術との融合によって法人事業の運営効率化と利益体質化を強力に推進しています。
2. 株主優待内容
優待は5月末および11月末の年2回実施されます。100株以上保有する株主(※2026年11月30日現在の株主名簿より適用)を対象に、お天気アプリ「ウェザーニュース」の有料会員機能や、プロ仕様の高度な気象情報を広告なしで閲覧できる「ウェザーニュースPro」(月額680円相当)が半年間無料で利用できるID・パスワードが贈呈されます。日常の生活利便だけでなく、台風や豪雨など災害時の備えとして大変実用的な優待です。
3. 業績・株価動向
2026年5月期の連結業績は、売上高244.8億円(前の期比4.1%増)、営業利益52.4億円(同16.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益38.1億円(同22.2%増)と増収二ケタ増益を達成しました。AIを活用した業務効率化による人件費削減などが利益率向上に貢献しています。
2027年5月期の通期予想は、売上高258.0億円(前期比5.4%増)、当期純利益38.5億円(同1.1%増)と堅調な増益を見込みます。
直近株価は2042円(2026年9月7日終値)で、最低購入代金は約20万円(204,200円)、配当利回りは2.45%と安定感のある推移を見せています。
【ウェザーニューズの週足チャート(2026年9月7日まで)】

まとめ
今回ご紹介した「CaSy」と「ウェザーニューズ」は、生活を豊かで安心なものにする11月の魅力的な優待銘柄です。
CaSyは忙しい毎日に「大切な時間」を生み出すサービスを、ウェザーニューズは「日々の安心や防災に役立つ高精度な情報」を株主に提供します。CaSyは将来の成長に向けた先行投資フェーズにあり、ウェザーニューズは強固な収益基盤から累進配当と好業績を継続しています。投資予算やライフスタイルに合わせ、ぜひご自身のポートフォリオに組み入れることを検討してみてください。


