「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
相場格言で「落ちるナイフは拾うな」というのがあります。
今回は、あえて、「頭から尻尾までできるだけ食べる」という強欲な発想で、あえて落ちるナイフを拾ってみた結果の記録です。
皆様の参考になれば幸いです。
ドル円、手が出しやすそうに見えるも・・・
きっかけは、早朝にベッセント米財務長官が強い口調で円安けん制発言を行ったものの、下押しは153円台前半までに留まり、前日8日安値152.89円を前に下げ渋っていたことです。8日安値を割ったのならば円買い継続と見て買わなかったのですが、そうではなかったので、リバウンド狙いと割り切って買ってみることにしました。
9日にこう書きました。
ドル円、午前に下押すも153.25円までと底堅い印象。ストップを153.15円にして現在レート153.45円で打診買い。利確候補は転換線・基準線の156.64円だが、円買いの流れが根元から変わったとは思えないので、無理しない。ストップも随時見直しで。
ただ、今回はエントリーのタイミングが悪く、その後153円割れまで下押ししてしまい、ストップが成立してあえなく終了。10日NY序盤に154円台半ばまで上昇したことを考えると、早すぎるエントリーと失敗により、リバウンドの流れに乗れませんでした。
振り返り
今回のトレードについて、相場格言でいう「頭と尻尾はくれてやれ」が示す通り、頭や尻尾を取りに行って見事に失敗する例となりました。
強欲だとの意見は承知の上で考えるとするならば・・・
(1) 買うタイミングが早かった
今回は逆張りなので、成行で買わずに引き付けて指値が入ったらラッキーくらいの気持ちが良かったかもしれません。その前の8日に「日足ボリバンの-2σ回復を待ちたい」と書いたように、待つのも大事な局面でした。
(2) ロット数の分散
今回は買い下がりということで、エントリーは1カ所にせずに2-3カ所に分けたほうが、リスク分散になったかもしれません。ただし、この方法は下げ止まらない時は含み損が増え続けることとなりますので、どこであきらめて損切りするかは、エントリーする前に決めておく必要があります。
でしょうか。

※Trading Viewより
ランド円、ストップ成立したが一段安で買い直す
スワップ狙いで買ったランド円ですが、思いのほか下落して買値まで下落したことで、買値と同値のストップが8日に成立してクローズに。スワップ分だけと微益ですがプラスになりました。コスト的にはあまり良いところで買えたとは思っていなかったので、ストップが成立しても「また、次」と気持ちをすぐに切り替えることができました。
その後はドル円の下げ幅拡大に伴ってランド円もつれ安となるのですが、ドル円は8月1日安値を割り込んで下げ足を速めたのに対し、ランド円は8月1日に付けた直近安値を割り込んでいなかったので、ドル円が反撥すれば多少なりとも戻りは期待できそうということで、買い直すことにしました。
ちなみに、8月3日安値9.43円を割り込んでしまうと、7月と8月の10円台乗せで2番天井を確認した形となってしまい、下値模索の流れに傾くことが予想されます。その点も加味して、9.50円割れでは買い増しすると共に、ストップは9.40円にセットしました。

※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
トルコリラ円 3.37円買い
ランド円 9.58円買い



