外食費の負担が増えている今、飲食店で使える株主優待は、投資をしながら外食費を節約できる実用性の高さが魅力です。特に、優待を使って食事をすることで投資の成果を実感しやすく、個人投資家からも人気を集めています。
王将フードサービスvs木曽路
下記の一覧表は、王将フードサービスと木曽路の株価、株主優待の権利確定日、株主優待内容、配当の権利確定日、配当金額、利回りの比較です。株主優待の日常的な使いやすさを重視するなら王将フードサービス、特別感や幅広い用途での使用を重視するなら木曽路をおすすめします。

王将フードサービス(9936)
王将フードサービスは、日本最大級の中華料理レストランチェーン「餃子の王将」を運営する企業です。提供スピードの速さや、ボリュームに対する価格のコストパフォーマンスの高さが人気で、フランチャイズ店を含め全国に700店舗以上を展開しています。
株価下落の理由は?
2026年8月時点の株価は約2900円です。2009年まで約500円だった株価は、緩やかな上昇を続け、2025年には約4000円の高値を記録しました。しかし、2026年6月には約2600円まで下落しています。
株価下落の背景には、原材料費や人件費などのコスト上昇による利益率への影響があると考えられます。2025年度までの業績は増収・増益が続いていましたが、2026年度はやや減益となっており、株価下落につながった可能性があります。
王将フードサービスの株主優待
王将フードサービスの株主優待は、毎年9月末と3月末の権利確定日に、100株以上保有する株主に対し、保有株数に応じて贈呈されます。なお、王将フードサービスの株主優待は、2026年9月に内容が一部変更される予定です。
贈呈される株主優待の内容は、電子チケットおよび割引カードです。保有株数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

株主優待の使い方
株主優待は、全国の「餃子の王将」などの店舗で、飲食代やテイクアウトの支払いに利用できます。また、株主優待券をラーメンパックや餃子のたれなどの自社商品詰合せと交換することも可能です。
郵送される株主優待券に記載の二次元コードをスマホで読み取り電子チケットを取得し、お会計時にレジでバーコードを表示させて使用します。株主優待券は紙の状態でも利用できますが、電子チケットであれば1円単位で利用できます。一方、紙の場合は500円単位での利用になります。
配当金は年間56円予想
2027年度の配当金は、9月末の中間配当が28円、3月末の期末配当が28円で、年間1株当たり56円となる予想です。株価は下落していますが、配当金は昨年度と同額を維持する見込みです。
王将フードサービスの利回り
1株2900円で100株購入した場合、投資金額は29万円です。年間約5000円相当の株主優待が贈呈されるため、優待利回りは約1.7%になります。
また、配当金は年間5600円なので配当利回りは約1.9%となり、配当と優待を合わせた利回りは約3.7%です。保有株数に応じた配当と優待を合わせた利回りは、下記の表をご参照ください。

木曽路(8160)
木曽路は、しゃぶしゃぶ・日本料理店「木曽路」を運営する企業です。高品質接客を売りにしており、慶事やお食い初めなど特別な日の需要に特化しています。また、焼肉店や居酒屋、和食、からあげ専門店などの飲食店の展開や、物販、不動産賃貸、食肉加工販売などの事業も行っています。
木曽路の株価は下降傾向
2026年8月時点の株価は約2400円です。2018年に約3000円だった株価は、業績悪化の影響を受け、2022年には約2000円まで下落しました。2024年頃には、赤字決算から黒字転換に業績が回復した影響を受け、株価も一時約2700円まで回復したものの、2025年には再び約2100円まで下落しています。
木曽路の株主優待
木曽路の株主優待は、毎年9月末と3月末の権利確定日に、100株以上保有する株主に対し、保有株数に応じてお食事券が贈呈されます。保有株数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

株主優待の使い方
株主優待は、全国の「木曽路」などグループ店舗で利用可能です。飲食代のほか、お土産・お中元・お歳暮・おせち・テイクアウト商品購入に利用できます。
お会計時にレジでお食事券を提出して使用します。1000円単位で利用できますが、お釣りは出ないので注意が必要です。
配当金は年間30円予想
2027年度の配当金は、9月末の中間配当が15円、3月末の期末配当が15円で、昨年度と同額の年間1株当たり30円となる予想です。
木曽路の利回り
1株2400円で100株購入した場合、投資金額は24万円です。株主優待として年間約3200円相当のお食事券が贈呈されるため、優待利回りは約1.3%になります。
また、配当金は年間3000円なので配当利回りは約1.3%となり、配当と優待を合わせた利回りは約2.6%です。保有株数に応じた配当と優待を合わせた利回りは、下記の表をご参照ください。

まとめ
王将フードサービスがおすすめな人は、日常的に外食をする人や餃子の王将を普段から利用する人です。一方、木曽路がおすすめな人は、しゃぶしゃぶや日本料理などをお得に楽しみたい人や、慶事やおせちなどでも株主優待を使いたい人です。
ただし、配当金額や株主優待内容は今後変更・廃止される可能性があります。どちらも飲食店を利用する機会が多い人にとって魅力的な銘柄ですが、株主優待や配当だけでなく、業績や株価の動向も確認したうえで投資先として検討してみてはいかがでしょうか?



