丸大食品とプリマハムは、どちらもハム・ソーセージなどで知られる食品メーカーで、配当と自社商品の株主優待が魅力の銘柄です。今回は、両社の株価や配当金、株主優待の内容や利回りを比較し、どちらが投資先として魅力的なのかを分かりやすく解説します。
丸大食品vsプリマハム
下記の一覧表は、丸大食品とプリマハムの株価、株主優待の権利確定日、株主優待内容、配当の権利確定日、配当金額、利回りの比較です。利回り重視なら丸大食品、安定性を重視するならプリマハムをおすすめします。

丸大食品(2288)
丸大食品は、「燻製屋ウインナー」シリーズをはじめとしたハム、ソーセージ、レトルト食品、冷凍食品などの加工食品を製造・販売する企業です。また、食肉の卸売販売や食品加工、物流、デザート製造など、食に関するその他の事業も行っています。
丸大食品の株価推移
2026年8月時点の株価は約2100円です。2017年に約2800円だった株価は、2022年には約1400円まで下落しました。株価下落の背景には、原材料高騰・人件費上昇による業績悪化やコロナ禍での食肉卸売事業の需要減少などが考えられます。
その後、2025年には業績の回復とともに株価も約2500円まで上昇しました。しかし、2026年以降は伸び悩んでおり、業績悪化を受けて再び下落傾向が見られます。
拡充された株主優待の内容は?
丸大食品の株主優待は、毎年9月末の権利確定日時点で200株以上を保有する株主に対し、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、ハムなどの自社商品および和牛入りカレーなどの自社商品詰合せです。
丸大食品の株主優待は、2026年9月に変更されます。これまでは200株以上保有で3000円相当の自社商品が贈呈されましたが、変更後はこれに追加で、400株以上保有や3年以上の長期保有で株主優待相当額が増額されます。
株主優待は、11月中旬頃発送される予定です。保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

配当金は連続増配
2027年度の配当金は、9月末の中間配当が40円、3月末の期末配当が40円で、年間1株当たり80円となる予想です。業績回復とともに増配しており、2024年度の20円から3年連続で増配となる見込みです。
丸大食品の利回り
1株2100円で200株購入した場合、投資金額は42万円です。初年度は株主優待として年間約3000円相当の自社商品が贈呈されるため、優待利回りは約0.7%になります。
また、配当金は年間1万6000円なので配当利回りは約3.8%となり、配当と優待を合わせた利回りは約4.5%です。保有株数および保有年数に応じた配当と優待を合わせた利回りは、下記の表をご参照ください。

プリマハム(2281)
プリマハムは、ソーセージ、ハム、サラダチキン、惣菜などの加工食品を製造・販売および食肉の調達・加工・販売を行う企業です。主力ブランドの「香薫あらびきポークウインナー」は、2023年から2025年にかけて市場シェア1位を獲得しています。
プリマハムの株価推移
2026年8月時点の株価は約2400円です。2022年以降の株価は、約2300円前後で推移しており、比較的安定しています。ただし、業績や為替の影響によって株価が変動することもあります。
業績が好調だと株価が上昇しやすい傾向にあり、2017年に約4200円、2021年に約3600円まで上昇しています。一方、業績が悪化すると株価が下落しやすい傾向にあり、2019年と2022年に約1900円まで下落しています。
株主優待はいつもらえる?
プリマハムの株主優待は、毎年9月末の権利確定日に、200株以上の株主に対し、3000円相当の自社商品が贈呈されます。自社商品の内容は例年ハムなどのギフト商品で、贈呈時期は11月下旬頃の予定です。

配当金は3年連続で維持の見込み
2027年度の配当金は、9月末の中間配当が40円、3月末の期末配当が40円で、年間1株当たり80円となる予想です。2025年以降、3年連続で配当を維持する見込みです。
プリマハムの利回り
1株2400円で200株購入した場合、投資金額は48万円です。株主優待として年間約3000円相当の自社商品が贈呈されるため、優待利回りは約0.6%になります。また、配当金は年間1万6000円なので配当利回りは約3.3%となり、配当と優待を合わせた利回りは約4.0%です。
丸大食品とプリマハムはどっちがおすすめ?
丸大食品は利回りの高さが魅力である一方、業績や株価の変動が比較的大きい点には注意が必要です。プリマハムは総合利回りでは丸大食品を下回るものの、配当を維持しながら株価も比較的安定して推移している点が特徴です。
「少しでも高い利回りを狙いたいなら丸大食品」「安定性を重視するならプリマハム」という選び方ができます。ただし、株価や配当、株主優待は変更される可能性があるため、業績や今後の成長性も踏まえて投資を判断するとよいでしょう。



