17日のNY株式相場は大幅反発。英国のハント財務相が計画された大規模減税策のほぼ全てを撤回するとしたことで英ポンドが上昇し、米国の巨大企業の収益を圧迫するドル高が一服したことや、バンク・オブ・アメリカなどの決算が予想を上回ったことも好感された。
先週金曜日に403ドル安となったダウ平均は550.99ドル高(+1.86%)と大幅反発し、S&P500も2.65%高と大幅反発。
ハイテク株主体のナスダック総合は3.43%高と今年7月以来の大幅反発となった。
決算発表銘柄はバンク・オブ・アメリカが6.06%高、バンク・オブ・ニューヨークメロンが5.08%高とそろって大幅高。
今週決算を発表するネットフリックスとテスラもそれぞれ6.57%高、7.00%高となった。
英ポンドは対ドルで1.83%高と大幅に反発し、主要通貨に対するドルの強さを示すドル指数は、先週の114ポイント付近から112ポイント付近まで下落した。
ドル高一服を受けて年初から大きく下落した主力ハイテク株が幅広く買い戻された。アマゾン・ドット・コムが6.45%高、エヌビディアが5.89%高、メタ・プラットフォームズが5.74%高となり、マイクロソフト、アルファベットも3%超上昇した。
業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。一般消費財の4.23%高となったほか、不動産、コミュニケーション、ITが3%超上昇し、金融、素材も2.5%超上昇した。