19日のNY株式相場は3日ぶりに反落。好決算を発表したネットフリックスなどが上昇したものの、米10年債利回りが4.14%と2008年7月以来の水準まで上昇したことが嫌気されたほか、米9月住宅着工件数が予想以上に落ち込んだことも重しとなった。
ダウ平均は朝方に138ドル高まで上昇したものの、296ドル安まで下落し、99.99ドル安(-0.33%)で終了。
S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.67%安、0.85%安で終了し、主要3指数がそろって3日ぶりに反落した。
週初からではダウ平均が788.98ドル高(+2.66%)、S&P500が3.13%高、ナスダック総合が3.48%高となった。
決算発表銘柄はネットフリックスが13.09%高、インテューイティブ・サージカルが8.99%高となったほか、ベーカー・ヒューズ、ユナイテッド航空、トラベラーズも4-6%上昇した。
S&P500の11セクターはエネルギーを除く10セクターが下落。不動産が2.56%安となったほか、金融、ヘルスケア、公益、一般消費財、素材も1%超下落。一方、NY原油が3%超上昇したことでエネルギーが2.94%高となった。
寄り前に発表された9月住宅着工件数は143.9万件と予想の147.5万件を下回り、前月比で8.1%減少した。
住宅関連株はD.R.ホートンが6.32%安、レナーが5.96%安となり、ホーム・デポも3.36%下落した。
引け後の動きでは、決算が好感されたIBMが4%超上昇した一方、売上高が予想を下回ったテスラが4%超下落した。