24日のNY株式相場は2日続伸。米10年債利回りが小幅に上昇したことや中国の先行き不透明感が重しとなったものの、先週のウォールストリート・ジャーナル報道を受けて米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの観測が引き続き支援となった。
今週火曜日に第3四半期決算を発表するアルファベット、マイクロソフトや水曜日発表のアップル、アマゾン・ドット・コムが上昇するなど、決算発表への期待も高まった。
先週金曜日に748ドル高となったダウ平均は終日プラス圏で推移し、417.06ドル高(+1.34%)の31499.62ドルで終了。終盤には521ドル高まで上昇した。
S&P500は朝方に0.30%安まで下落したが、1.19%高で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合も1.35%安まで下落後、0.86%高で終了。主要3指数がそろって2日続伸となった。
S&P500の11セクターは、ヘルスケア、生活必需品、IT、金融、資本財、コミュニケーションなど9セクターが上昇し、素材、不動産の2セクターが下落した。
ダウ平均採用銘柄は、ナイキ、ウォルト・ディズニー、シェブロンの3銘柄が小幅に下落した一方、アムジェンの3.72%高を筆頭に27銘柄上昇。コカ・コーラ、ホーム・デポ、ハネウェル、IBM、マイクロソフトなども2%超上昇した。
中国で習近平総書記の3期目政権が発足したことで、中国株ADRのJDドットコム、バイドゥ、アリババ・グループが軒並み12-13%下落したほか、中国の売上比率が高いスターバックスも5%超下落した。