アルフォートやプチシリーズで有名なブルボンと、ミルキーやカントリーマアムでおなじみの不二家の商品は、誰もが一度は食べたことがあるのではないでしょうか。ブルボンと不二家の株主優待は、特にお菓子の消費が激しい子育て世帯におすすめしたい銘柄です。
ブルボンの株主優待
2022年現在、権利確定日は3月と9月の年2回ですが、株主優待は9月末の権利確定日時点で半年以上継続して株式を保有している株主に贈呈されます。つまり、株主優待をもらうためには、同じ年の3月末時点ですでに株主になっていることが必要です。
株主優待は変更される可能性もありますが、2022年時点の内容はお菓子や飲料などのブルボン商品詰め合わせです。贈呈される詰め合わせ商品の内容を選ぶことはできませんが、開封する時の楽しみを体験することができます。
5000株以上保有している場合は、商品詰め合わせとブルボン本社がある新潟県産のコシヒカリが合計5000円相当もらえます。新潟県産コシヒカリの相場は約3000円なので、商品詰め合わせは約2000円相当入っているのではないでしょうか。
ブルボン(2208)
ブルボンの2022年11月現在の株価は約2000~2200円です。2022年に入ってからの株価はほぼ横ばいですが、インフレと円安の影響を受けていることから、今後も株価は伸び悩むのではないかと考えられます。2022年の配当金は1株あたり25円でした。
例えば、100株購入すると投資金額は約20~22万円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に1000円分です。配当金は2500円なので、1年間で3500円分の利益が出ることになります。仮に1株2100円で100株購入したとすると、配当と優待で得られる利回りは約1.67%と高くありません。
不二家の株主優待
株主優待の内容は変更される可能性がありますが、2022年現在、権利確定日は12月の年1回で、100株以上保有している株主を対象に500円分の優待券が株式の保有数に応じて複数枚贈呈されます。優待券の有効期限は届いてから約1年間です。
優待券は不二家の店舗で商品を購入した場合と、不二家レストランでお食事や商品購入のお会計金額を支払う場合にのみ利用できます。ネットショッピングサイトの注文やスーパーマーケットなどでの不二家商品購入の支払いには利用できません。
洋菓子販売店は全国各地に多く展開していますが、店舗がない都道府県や一部利用できない店舗がありますので事前に利用できる店舗が近くにあるかどうかの確認が必要です。
不二家レストランは店舗数は少ないですが、全国のアンパンマンミュージアム内に入っており、キッズメニューが充実していることや、1歳未満の離乳食が無料でもらえることからも、子育て世帯のご家庭には定番の外食先かもしれませんね。
不二家(2211)
不二家の2022年11月現在の株価は約2300~2500円です。過去10年間の株価変動を見ると、約2000~2500円以内の比較的小さな波を繰り返しており、現在の株価は高値を記録しています。2022年の配当金は1株あたり30円でした。
例えば、100株購入すると投資金額は約23~25万円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に3000円分です。配当金は3000円なので、1年間で6000円分の利益が出ることになります。仮に1株2400円で100株購入したとすると、配当と優待で得られる利回りは約2.5%です。
ブルボンと不二家どちらがおすすめ?
ブルボンと不二家の株主優待は、子育て世帯におすすめしたい銘柄です。
ブルボンの株主優待は、アルフォートやルマンド、フェットチーネグミなどの子どもが好きなお菓子を自宅に届けてくれるので、年に一度子どもと一緒に何が入っているかわくわくしながら開封する楽しみを体験することができます。
不二家の株主優待は、ケーキなどの洋菓子が買えたりレストランで食事をしたりすることのできるお買い物券が年間3000円分ももらえ、利回りも2.7%と比較的高めです。子どもが小さいと誕生日やイベントなどで洋菓子店を利用する頻度も高くなりますが、優待券があれば子どもに好きなケーキを選ばせてあげることもできますよね。
ただし、ブルボンの株式は利回りが1.67%とそれほど高くないため、投資としての利益はあまり期待できません。株主優待をもらうことをメインに株式を購入するのもいいですが、株価の下落や株主優待の内容変更・廃止には注意してください。
不二家の株主優待は店舗での買い物や食事の支払いに限定されるため、近くに店舗がない場合は利用しづらいのが難点です。筆者の場合、不二家の洋菓子店は比較的近くにありますが、もっと近くに別の洋菓子店が複数あるので不二家の店舗はあまり利用してきませんでした。幼い頃から不二家のケーキは大好きなので、株主優待があれば不二家を利用する頻度も増えるかと思います。
まとめ
ブルボンと不二家の株主優待についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?どちらも子育て世帯に特におすすめしたい銘柄ですが、それぞれメリットとデメリットがあります。投資のメリットや利便性のメリットなどを知った上でぜひ検討してみてください。