「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回はユーロドルです。
ユーロドルは材料を伴っての強い上昇となっており、下手に逆らうのは得策ではありません。
「長いものには巻かれろ」ではありませんが、流れが出ている時は逆らわないほうが賢明です。
今回は、買い場を探すこととしましたが、時には押し目らしい押し目なく上昇することもあります。
そういう時は成行で買うしかありません。
皆様の参考になれば幸いです。
週末リスクは背負いたくない
27日にこう書きました。
週末リスクは背負いたくないので来週への備えとして。ドル円は雲が重くなるようなら売りだが、足が速いので1円利が乗ったら部分確定する気持ちで挑みたい。ユーロドルは材料を伴う上昇トレンドなので買い目線で。値ごろ感からの新規売りは慎みたい。
トランプ氏が米大統領に就任してから、個人的には週末リスクをより意識するようになりました。
発言一つでどう転ぶかわからず、受け身をとれずに月曜朝が始まるのは避けたいところです。
そこで、週明けの30日にこう書きました。
次期FRB議長早期指名の報道や、一部で浮上した米7月利下げ観測などで、ドルの上値は重そう。ユーロドルを現在レート1.1722ドルのほか、1.1690ドルでも少量買い。ストップは26日安値の少し下1.1670ドル。状況次第では早めの利確やストップ移動は機動的に行いたい。
禁断!?の買い増し
翌1日、ストップもつかず1.17ドル台後半で底堅く推移したのを見て、買い増しました。
なぜ「禁断!?」としたかと言いますと、個人的には増し(買い、売り問わず)後の相場反転でコスト付近に移動したストップが付いてクローズになってしまうのを何度も経験しており、やや苦手意識があるからです。
今回は過去の反省を生かし、ストップを引き上げるのを遅らせることします。
つまり、今まででしたら1日の時点で平均コスト付近にストップを移動して足が出ないようしていましたが、今回は取れるリスクと判断して、あえてストップの引き上げを遅らせます。
1日にこう書きました。
昨日のユーロドル1.1722ドル買い少量はストップがつかないのでそのまま。現在レート1.1780ドルで少量買い増し。ストップは昨日安値のやや下1.1695ドルに変更。目標値は、月足では1.1881ドルとか1.20ドルの大台などが候補になるが、さてどうなるか。
翌2日にストップを前日安値1.1761ドルに引き上げましたが、結局その日のNY市場での下押しの際にストップが成立。
微益クローズとなりました。
ストップの位置の修正が速かったか、それとも当初の見立て通りトレンドが変わりつつあるのか、ここ数日の値動きに注目したいと思います。
※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
なし