8日のNY株式相場は3日続伸。米中間選挙で大統領と議会のネジレを好感する流れが続いた。
ビットコインなどの暗号資産価格が急落したことでリスク回避が強まる場面もあったが、終盤は再び買いが優勢となった。
ダウ平均は528ドル高まで上昇後、4ドル高まで反落したが、333.83ドル高(+1.02%)で終了。S&P500とナスダック総合は1.4-1.7%高まで上昇後、一時マイナス圏まで反落したが、それぞれ0.56%高、0.49%高で終了。主要3指数がそろって3日続伸となった。
共和党は下院で過半数を獲得するとみられているほか、上院でも勝利する可能性が強まったことで、財政支出の抑制や、新たな増税や規制の回避期待が相場の支援となった。
業種別ではS&P500の10セクターが上昇し、1セクターが下落。素材が1.68%高となったほか、IT、資本財、公益、不動産、金融、ヘルスケアも0.5%超上昇。
一方、一般消費財が0.30%安と唯一下落した。
ダウ平均採用銘柄は、肥満治療薬の臨床データが好感されたアムジェンが5.55%高となり、1銘柄でダウ平均を101ドル余り押し上げたほか、ボーイング、アメリカン・エクスプレスが2%超上昇し、ベライゾン、セールスフォース、メルクなども1%超上昇。
一方、ウォルグリーン、ウォルト・ディズニー、シェブロンが1%未満の下落となった。
引け後に発表されたウォルト・ディズニーの7-9月期決算は、売上高と利益が予想を下回り、株価は時間外で7%超下落した。