18日のNY株式相場は3日ぶりに反発。上昇してスタート後、金融当局者のタカ派発言を受けて金利が上昇したことで売りが強まる場面もあったが、米国とロシアの対話再開への期待などを背景に終盤にかけて再び上昇した。
ダウ平均は199.37ドル高(+0.59%)と3日ぶりに反発。朝方に281ドル高まで上昇したが、コリンズ米ボストン連銀総裁が12月米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げの可能性があるとしたことでマイナス圏まで下落する場面もあった。
S&P500も0.84%高まで上昇後、0.27%安まで下落したが、0.48%高で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.77%安まで上昇後、0.01%高とわずかながらプラス圏で終了した。
週間ではダウ平均が2.17ドル安(-0.01%)、S&P500が0.69%安、ナスダック総合が1.57%安とそろって反落したが、月初来ではダウ平均が1012.74ドル高(+3.09%)、S&P500が2.41%高、ナスダック総合が1.44%高とそろって2カ月続伸ペースとなった。
決算発表銘柄は、ディスカウント衣料大手のロス・ストアーズが9.86%高と急伸。予想を上回る決算や通期利益見通しの引き上げが好感された。
サイバー・セキュリティのパロ・アルト・ネットワークスも予想を上回る8-10月期決算や11-1月期の利益見通しを引き上げたことが好感され6.81%高と大幅上昇した。
半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズは決算や見通しが市場予想を上回ったことが好感され一時5.31%高まで上昇したが、0.24%高と上昇幅を縮小して終了した。