21日のNY株式相場は反落。中国での新型コロナウイルスの感染拡大による都市封鎖が実施され経済活動再開期待が後退したことや、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続見通しが重しとなった。
ダウ平均は、ボブ・アイガー氏の最高経営責任者(CEO)復帰を好感したウォルト・ディズニーが6%超上昇したことや、ウォルグリーン。コカ・コーラなどのディフェンシブ株が上昇したことが支えとなり45.41ドル安(-0.13%)と小幅な下落にとどまったものの、S&P500とナスダック総合は終日マイナス圏で推移し、それぞれ0.39%安、1.09%安で終了した。
S&P500の11セクターは、生活必需品、不動産、公益など7セクターが上昇した一方、一般消費財、エネルギー、IT、コミュニケーションの4セクターが下落した。
利上げ長期化見通しや景気後退懸念を背景に、ディフェンシブ株買い・ハイテク株売りの流れが続いた。
ハイテク株はツイッターの買収以来下落が続くテスラが6.84%安となり52週安値を更新。アップルは2%超下落し、メタ・プラットフォームズ、、アルファベット、アマゾン・ドット・コムも1.7%超下落した。
今週は24日が感謝祭の祝日で休場、週末25日が午後1時までの短縮取引で取引参加者の減少が見込まれるが、経済指標、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、FRB高官発言などをにらんで神経質な展開が続きそうだ。