(9日終値)
ドル・円相場:1ドル=136.15円(前営業日比▲1.21円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=144.08円(▲0.77円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0581ドル(△0.0036ドル)
ダウ工業株30種平均:32254.86ドル(▲543.54ドル)
ナスダック総合株価指数:11338.36(▲237.64)
10年物米国債利回り:3.90%(▲0.09%)
WTI原油先物4月限:1バレル=75.72ドル(▲0.94ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=1834.6ドル(△16.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月米企業の人員削減数(前年比) 410.1% 440.0%
前週分の米新規失業保険申請件数 21.1万件 19.0万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反落。アジア市場では一時137.38円まで買われる場面もあったが、200日移動平均線が位置する137.44円がレジスタンスとして意識されると失速した。明日の日銀金融政策決定会合や2月米雇用統計など重要イベントを前に、ポジション調整目的の売りも出た。
NY市場に入ると、前週分の米新規失業保険申請件数が21.1万件と予想の19.5万件よりも弱い内容だったことが伝わり、全般ドル売りが進行。22時30分過ぎに一時135.95円と日通し安値を付けた。
ただ、135円台では押し目を拾いたい向きも多く、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。米金融引き締めが長期化するとの観測から円売り・ドル買いが出やすい面もあり、2時過ぎには136.48円付近まで下げ渋った。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。明日の米雇用統計を前にポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが入ったほか、米10年債利回りが3.89%台まで低下したことが相場の支援材料となった。低調な米労働指標を受けて全般ドル売りが進むと、一時1.0591ドルと日通し高値を更新した。
・ユーロ円は反落。22時30分過ぎに一時143.63円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は144.28円付近まで下げ渋った。ドル円につれた動きとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、昨年11月3日以来約4カ月ぶりの安値となった。米長期金利の低下で投資家心理が改善し買いが先行したものの、NY午後に入ると失速した。FRBによる積極的な金融引き締めが米景気に及ぼす影響が懸念されて、幅広い銘柄に売りが出た。指数は一時600ドル超下げる場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。FRBの積極的な金融引き締めが米景気に及ぼす影響が懸念されて、米国株相場が大幅に下落。相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。
・原油先物相場は3日続落。米雇用指標の悪化でエネルギー需要後退を招くとの懸念から売りが優勢となった。米国株が軟調に推移したことも売りを促した。
・金先物相場は3日ぶりに反発。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことでドルが下落すると、ドルと「逆相関」が生じやすいとされる金は買いが優勢となった。