20日のNY株式相場は続伸。米国株が6月に底打ちを完了したとの見方が強まる中、決算発表を好感したネットフリックスの上昇や米上院の国内半導体企業への支援策を好感した半導体株の上昇が相場をけん引した。
経済指標が総じて弱い結果となり、7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ観測が和らいだことも引き続き相場の支援となった。
ハイテク株主体のナスダック総合は1.58%高と大幅に2日続伸し、S&P500も0.59%高と続伸。ダウ平均はディフェンシブ株の下落が重しとなり前日終値を挟んでもみ合ったが、47.79ドル高(+0.15%)と小幅に続伸して終了した。
ダウ平均採用銘柄は、セールスフォース、ディズニーが3-4%上昇し、ナイキ、ボーイング、アップル、マイクロソフトなども1%超上昇した一方、メルク、ベライゾン、ユナイテッドヘルスが2%超下落し、プロクター・アンド・ギャンブル、コカ・コーラも1%超下落した。
S&P500の11セクターは一般消費財、IT、エネルギー、コミュニケーションなど7セクターが上昇し、公益、ヘルスケア、生活必需品、不動産の4セクターが下落した。
引け後に4-6月期決算を発表したテスラは時間外で小幅に上昇。調整後一株当たり利益が市場予想を上回ったものの、売上高と利益率が市場予想を下回ったことで、終値を挟んでもみ合いとなった。