週明けの日経平均は大幅続落
週明けの日経平均は大幅続落。前週末の米国株は下落した一方、トランプ米大統領が次期FRB議長に元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏を指名したことで、為替市場では円安・ドル高が進行。これを好感して200円超上昇して始まりました。上値を伸ばす展開となり、1/14につけた史上最高値(54,341円)に迫る場面がありました。一方、買い一巡後は一転、急速に売りに押される動きが続き、25日線付近まで下落する安値引けの陰線を形成して終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で8兆500億円。値上がり銘柄数518に対し、値下がり1,032銘柄と、値下がり優位の展開でした。業種別では、空運、小売、医薬品などが上昇した一方、証券・商品先物、鉱業、銀行などが下落しました。
個別では、ファーストリテイリング(9983)が2%を超える上昇。フジクラ(5803)や住友電工(5802)など電線株には資金が向かいました。決算を材料にANA(9202)が大幅上昇。前期の利益見通しを引き上げた日清紡(3105)が急騰しました。一方、直近で上昇が目立ったキオクシアHD(285A)が14%安と急落。上方修正を発表したレーザーテックも急落しました。金・銀価格の急落を受けて住友金属鉱山(5713)、DOWA(5714)、JX金属(5016)など非鉄株の多くが値幅を伴う下げとなりました。
週足でみるフジクラの株価推移
図表は、フジクラ(5803)の2024年12月中旬頃からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線を挿入したチャートです。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎ、勢いなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、昨年4月の急落後の安値となった3,592円を起点に大きな上昇相場に発展していきました。昨年11月上旬には21,680円まで上昇し、4月急落後の安値から6倍高となる大相場を演じる展開となりました。
一方、昨年12月後半に向けては調整局面となり、13週移動平均線を下回る場面が続きました。13週移動平均線も遅行して上向き基調が一服し、横ばい基調からやや下向きに変化しています。
ただ、株価の方が底堅く、下方で推移する上向きを続ける26週移動平均線まで押すことなく、先週は13週移動平均線上を回復する長い陽線を形成し、再び先高期待が高まってきた状況です。
RSI(9週ベース)の方は、先々週には中心の50%を上回る動きをみせ、株価上昇の先行シグナルになっていた可能性が高いといえます。先々週の時点では、株価は13週移動平均線に頭を抑えられる格好となっていましたが、週足の陽線が出直りの動きを示唆していたといえます。
週明けは、2日新甫で荒れ相場となる中、一時は21,000円台を回復。上げ幅を縮小する展開となりましたが、しっかり続伸で終えました。昨年11月4日につけた上場来高値(21,680円)が視野に入ってきた状況です。
ただし、依然として13週移動平均線がやや下向きで推移していることが、上値を抑える要因になることも考えられます。短期的には上場来高値を更新する動きになることも予想されますが、上値をどんどん伸ばしていく相場環境は時期尚早かもしれません。
13週移動平均線は今後上向きに転じることが予想されますが、ひとまずは上場来高値付近を意識していったん上昇が一服し、当面は売り買い交錯のもみ合いの想定も必要でしょう。
一方、現時点では上場来高値を更新したわけではありません。昨年11月の上場来高値を超えられずに、高値警戒で値崩れが生じ、逆に昨年12月安値(15,735円)を下回る場合などはダブルトップの天井形成となることも考えられます。



