「高配当株に興味はあるけれど、どの銘柄を選べばいいのかわからない」
そんな方にとって、配当や株主優待がもらえるタイミングは、銘柄選びの大切なポイントです。今回は、1月決算で配当が年2回もらえるうえ、近年連続増配が続いている「トーホー」と「丹青社」に注目します。
トーホー(8142)
トーホーは、ホテルやレストラン、テーマパークなどに食材の卸売販売および「A-プライス」などの業務用食材スーパーを複数展開する企業です。また、業務効率化システムの提供や品質管理サービス、店舗の内装設計・施工、業務用調理機器販売など、様々な外食ビジネス関連サービスの提供も行っています。
2025年度の売上高は約2460億円、経常利益は約77億円でした。2026年度は売上高が約2600億円、経常利益は約80億円と、どちらもほぼ横ばいになる予想です。新型コロナウイルスの影響で、2021年度の経常利益は赤字となりましたが、2024年度には売上高・経常利益ともに回復しています。
トーホーの株価
2025年12月時点の株価は約3800円です。2017年に約3000円だった株価は、新型コロナウイルスの影響による業績悪化により、2022年には約1000円まで下落しました。しかし、およそ1年後には約3900円まで上昇し、驚異の回復をみせました。
2022年までの株価は、小さな変動を繰り返しながらゆるやかに変動していましたが、2023年以降は約2500円から約3900円の間で大きな変動が繰り返し発生しています。
株主優待はいつもらえる?
トーホーの株主優待は、毎年1月末の権利確定日に、100株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、お買い物割引券もしくは自社商品セット、寄付の3種類から選択可能です。
毎年3月下旬頃に商品内容および選択方法が記載された書類が郵送され、6月下旬頃に選択した株主優待が届きます。保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

配当権利確定日は1月と7月の年2回
2026年度の配当金は、7月末の中間配当で75円、1月末の期末配当で75円の、年間1株当たり150円となる予想です。この金額は、2021年度の無配当、2022年度の5円、2023年度の35円、2024年度の90円、2025年度の125円から5期連続で増配しています。
トーホーの利回り
1株3800円で100株購入した場合、投資金額は38万円になります。配当金額は年間1株当たり150円のため1万5000円となり、配当利回りは約3.9%です。
なお、各年度の平均株価から算出した配当利回りの実績は、2022年度は約0.3%、2023年度は約2.5%、2024年度は約3.4%、2025年度は約4.2%でした。業績回復とともに配当利回りも回復し、2024年度以降は3%を超える高配当となっています。

丹青社(9743)
丹青社は、商業施設やホテル、オフィスなどの内装・空間づくりを設計・施工するディスプレイデザイン企業です。チェーン店の内装を大量・高速に提供したり、博物館などやイベント会場の展示企画を行ったりと、様々なシーンで空間演出を行っています。
2025年度の売上高は約920億円、経常利益は約53億円でした。2026年度は売上高が約1060億円、経常利益は約86億円と、どちらも増収・増益になる予想です。新型コロナウイルスと世界的なインフレによる影響で、2021年度から2023年度にかけて業績が悪化しましたが、2025年度以降は大阪・関西万博の影響で大幅に業績回復しています。
丹青社の株価
2025年12月時点の株価は約1600円です。2019年まで約1300円前後を推移していた株価は、2020年に約600円まで急落しました。その後、業績悪化の影響で2020年から2024年にかけて約1000円前後をほぼ横ばいで低迷しましたが、2025年以降上昇しており、回復傾向が見られます。
株主優待は未実施
丹青社の株主優待は、現時点で実施されていません。丹青社は一度も株主優待制度を導入していません。
配当権利確定日は1月と7月の年2回
2026年度の配当金は、7月末の中間配当で35円、1月末の期末配当で37円の、年間1株当たり72円となる予想です。この金額は、2024年度の30円、2025年度の45円から2期連続で増配となっています。
丹青社の利回り
1株1600円で100株購入した場合、投資金額は16万円になります。配当金額は年間1株当たり72円のため7200円となり、配当利回りは約4.5%です。
なお、各年度の平均株価から算出した配当利回りの実績は、2022年度は約3.0%、2023年度は約3.9%、2024年度は約3.7%、2025年度は約5.1%でした。業績に関わらず、毎年3%以上の高利回りを継続しています。

まとめ
トーホーと丹青社についてご紹介しました。どちらも1月と7月の年2回配当があり、増配が続いている点が魅力です。
さらに、トーホーは1月の決算時に内容を自分で選択可能な株主優待があり、楽しみながら保有できる銘柄といえます。また、丹青社は株主優待こそありませんが、4%を超える高い配当利回りが魅力で、配当重視の投資に向いています。
ご自身の投資方針に照らし、投資先の候補として検討してみてはいかがでしょうか?