週明け17日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前営業日比1.68%高の20782.45ポイントだった。中国企業指数は2.05%高の7056.16ポイント。メインボードの売買代金は概算で1365億7000万HKドル。
ハンセン指数は、序盤は前週末終値を挟んでもみ合ったが、中盤以降はプラス圏で堅調に推移し、大引けにかけて徐々に上げ幅を拡大した。米国の景気減速や利上げの長期化が警戒されたが、上海総合指数が約9カ月半ぶり高値を更新するなど、本土市場の上昇を受けて香港市場でも買いが広がった。指数は結局、2月20日以来、約2カ月ぶり高値でこの日の取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(03690)が4%超上昇して指数を押し上げたほか、レノボグループ(00992)やペトロチャイナ(00857)、中国平安保険(02318)の上昇も目立った。半面、安踏体育用品(02020)や申洲国際集団(02313)、舜宇光学科技(02382)などが売られた。
この他では、2023年1-3月期決算で大幅増益となる見通しを発表した海信家電集団(00921)が22%超上昇したほか、融創中国(01918)も反発した。上海モーターショーの開幕を18日に控えて小鵬汽車(09868)や蔚来集団(09866)、理想汽車(02015)も高かった。半面、ソフトバンクグループが6日に保有株5000万株を売却したセンスタイム(00020)が安かった。霊宝黄金(03330)や招金鉱業(01818)は利益確定の売りに押された。