2日の日経平均は大幅続伸。終値は376円高の31524円。米国株高を受けて、寄り付きから3桁の上昇。高く始まった後も上値を伸ばした。米国ではエヌビディアが大幅高となったが、国内半導体株はこれを好感できずに売られるものが多かった。一方で非常に多くの銘柄が上昇しており、半導体株の下落が全体に波及しなかったことが、日本株の買い安心感を高める格好となった。
昼休みには、米国で債務上限停止法案が上院でも可決に至ったことが伝わった。米国のデフォルト回避が決まったことで、後場は一段と上昇に弾みがついた。指数は上げ幅を300円超に広げて終盤には31500円台に到達。引け間際にきょうの高値をつけて、年初来高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で3兆5200億円。業種別ではパルプ・紙、輸送用機器、不動産などが大幅上昇。海運が下落し、空運がほぼ横ばいで、食料品が小幅な上昇にとどまった。製紙株が軒並み高となっており、三菱製紙(3864)や大王製紙(3880)が急騰。半面、プライムへの市場変更を発表したものの、同時に株式の売り出しを発表したことで需給悪が警戒されたライフドリンク カンパニー(2585)が急落した。