8日のNY株式相場は高安まちまち。上昇してスタートしたものの、半導体のエヌビディアが5-7月期の売上高が会社見通しを下回ると警告したことでハイテク株を中心に売りが優勢となった。
ダウ平均は朝方に306ドル高まで上昇後、29.07ドル高(+0.09%)と小幅高で終了し、S&P500とナスダック総合も1%超上昇したが、それぞれ0.12%安、0.10%安と小幅安で終了した。
S&P500とナスダック総合が前週まで3週続伸したことや、水曜日に注目の米7月消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることも様子見姿勢を強めた。
ダウ平均採用銘柄は、木曜日に決算発表を控えるウォルト・ディズニーが2.3%高となったほか、ダウ・インク、ウォルグリーン、メルクが1%超上昇した。
一方、JPモルガン・チェース、ビザが1%超下落し、マクドナルド、マイクロソフトも0.9%超下落した。
ゲーム用半導体の不振を理由に売上高が予想を下回ると警告したエヌビディアは6.3%安となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.6%下落した。
S&P500の11セクターは不動産、素材、エネルギー、コミュニケーションなど7セクターが上昇し、IT、金融、資本財など4セクターが下落。
投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の21.15ポイントから21.29ポイントへと小幅に上昇した。