16日のNY株式相場は高安まちまち。予想を上回る決算を発表したウォルマート、ホーム・デポが大幅に上昇し、消費関連株が総じて上昇した一方、原油安が嫌気されたエネルギー株や金利上昇を受けたハイテク株の一角が下落した。
前日まで4日続伸したダウ平均はほぼ横ばいでスタートしたものの、午後に368ドル高まで上昇し、239.57ドル高(+0.71%)の34152.01ドルで終了。 終値で5月4日以来、3カ月半ぶりに34000ドルを上回った。
S&P500も0.65%高まで上昇し、0.19%高と3日続伸した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.19%安と3日ぶりに反落した。
ダウ平均採用銘柄はウォルマートが5.11%高、ホーム・デポが4.06%高となり2銘柄でダウ平均を約129ドル押し上げたほか、ウォルグリーンが2.36%高となり、ナイキ、ダウ・インクなども1%超上昇した。
一方、3M、セールスフォースが0.7%超下落し、インテル、マイクロソフト、シェブロンも小幅に下落した。
S&P500の11セクターは生活必需品、一般消費財、金融、素材など6セクターが上昇し、不動産、エネルギー、ITなど5セクターが下落。
米経済指標では、7月住宅着工件数が144.6万件と市場予想の153.7万件や前月分の159.9万件を大きく下回った。一方、7月鉱工業生産は前月比+0.6%と予想の+0.3%を上回った。
投資家の不安心理を示すVIX指数は19.69ポイントと前日比0.26ポイント低下した。