NYダウ643ドル安と続落 3指数がそろって6月以来の大幅安

22日のNY株式相場は大幅続落。長期金利の上昇が続いたことでハイテク・グロース株を中心に幅広い銘柄が下落した。


26日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、積極的な利上げ継続への警戒感が高まる中、米10年債利回りは先週末の2.98%台から3.02%台に上昇。1週間前からでは0.23%の大幅上昇となった。


6月安値から15%以上上昇したダウ平均は643.13ドル安(-1.91%)の33063.61ドルで終了。

S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.14%安、2.55%安となり、主要3指数がそろって大幅に2日続落した。

ダウ平均とS&P500は下落幅、下落率ともに6月16日以来の大幅安を記録し、ナスダック総合も6月28日以来の大幅安となった。


業種別ではS&P500の全11セクターが下落。一般消費財、IT、コミュニケーション、金融、不動産が2%超下落し、資本財、素材も1.5%超下落した。


ハイテク・グロース株は、ネットフリックスが6.1%安、エヌビディアが4.6%安、アマゾン・ドット・コムが3.6%安となり、マイクロソフト、アルファベット、アップル、テスラも2%超下落した。


国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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