NYダウ322ドル高と続伸 パウエルFRB議長の講演を控え買い戻しが優勢

25日のNY株式相場は続伸。翌26日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、持ち高調整による買い戻しが優勢となった。

債券市場でも買い戻しが優勢で、米10年債利回りは前日の3.10%台から3.03%に低下した。


ダウ平均は朝方に79ドル安まで下落後、長期金利の低下に連れ、336ドル高まで上昇し、322.55ドル高(+0.98%)で終了。

S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.41%高、1.67%高で終了。主要3指数がそろって2日続伸した。


ただ、週初からでは、ダウ平均が1.23%安、S&P500が0.69%安、ナスダック総合が0.52%安とそろって2週続落ペースとなった。


業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。素材、コミュニケーション、IT、不動産、金融などがS&P500をアウトパフォームし、生活必需品、公益、エネルギーなどがアンダーパフォームした。


決算発表銘柄は弱い見通しが嫌気されたセールスフォースが3%超下落しダウ平均の重しとなったが、同様に予想を下回る見通しを発表したエヌビディアは朝方に3.8%安まで下落後、4.0%高で終了した。見通しを引き下げたダラー・ツリーは10.2%安と急落し、S&P500の下落率トップとなった。


国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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