パロ・アルト・ネットワークス、継続課金サービスが堅調
サイバーセキュリティーのパロアルト・ネットワークス(PANW)が発表した2025年11-2026年1月期決算は売上高が前年同期比15%増の25億9400万ドル、純利益が62%増の4億3200万ドルとなりました。非GAAP(米国会計基準)ベースのEPS(1株利益)は1.03ドルで、LSEGがまとめた市場予想の0.9417ドルを9.4%上回っています。
主力の継続課金サービスとサポートが堅調で、売上高が13%増の20億8000万ドルに達しました。売上原価と営業費用も適切に抑制し、営業利益は65%増の3億9700万ドルに上っています。営業効率の改善が顕著で、非GAAPベースの営業利益率は30.3%と前年同期の28.4%から上昇しています。

決算発表時のガイダンスでは2026年2-5月期の売上高を29億4100万-29億4500万ドルと予想し、前年同期比で28-29%増えるとしています。非GAAPベースのEPSは0.78-0.80ドルの見通しで、LSEGの市場予想である0.922ドルを大きく下回りました。
パロアルト・ネットワークスはこのところM&A(企業合併・買収)を加速させています。2026年2月上旬には、データの可視化・保護機能を提供するクロノスフィアの買収を完了。中旬にはサイバーセキュリティー大手のサイバーアーク(CYBR)を買収したと明らかにしています。
アリスタ・ネットワークス、売上高と純利益が過去最高
ネットワーク・ソリューションを提供するアリスタ・ネットワークス(ANET)が発表した2025年10-12月期決算は売上高が前年同期比29%増の24億8800万ドル、純利益が19%増の9億5600万ドルとなりました。非GAAP(米国会計基準)ベースのEPS(1株利益)は0.82ドルで、LSEGがまとめた市場予想の0.7568ドルを8.4%上回っています。

人工知能(AI)ネットワークに加え、企業・団体のビルやビル群をまとめた一定地域内に築くキャンパスネットワーク事業も好調で、ハードウエアの出荷数を伸ばしています。製品事業では売上原価が33%増の8億5300万ドルに膨らみ、全体の粗利益率は前年同期の63.8%から62.9%に低下しましたが、営業費用の抑制で2割弱の最終増益を確保しました。売上高と純利益は四半期ベースの過去最高を更新しています。
2025年12月通期決算は売上高が前年比29%増の90億600万ドル、純利益が23%増の35億1100万ドルです。AIネットワーク用やデータセンター用の製品を強化した効果が業績に表れたとみられます。
決算発表時のガイダンスでは2026年1-3月期の売上高を約26億ドルと予想し、前年同期実績の20億500万ドルに比べて30%増えるとの見通しを示しました。一方、非GAAPの粗利益率が62-63%と前年同期の64.1%からやや低下し、非GAAPの営業利益率についても46%にとどまり、前年同期実績の47.8%から小幅に悪化すると予想しています。

2026年12月通期の売上高については、前年比で25%増えると予想し、従来の20%増という予想を上方修正しました。この増加率に基づく売上高は112億5000万ドルとなる計算です。やはりけん引役はAI関連で、会社側はAIネットワーク事業の売上高が32億5000万ドルに達するとの見通しを示しています。
アプライド・マテリアルズ、2-5月期のEPS改善を予想
半導体装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)が発表した2025年11月-2026年1月期決算は売上高が前年同期比2%減の70億1200万ドル、純利益が71%増の20億2600万ドルでした。非GAAP(米国会計基準)ベースのEPS(1株利益)は2.38ドルで、LSEGがまとめた市場予想の2.204ドルを8.0%上回っています。
製造装置を含む半導体システム部門が苦戦し、売上高が8%減の51億4100万ドル、営業利益が24%減の14億2700万ドルに落ち込みました。特にファウンドリー・ロジック半導体向けビジネスの売上比率が低下しています。

一方、製造装置の最適化や生産性の向上を図るグローバルサービス部門は売上高が15%増の15億5900万ドル、営業利益が30%増の4億3800万ドルと好調です。ディスプレーの製造装置などを含むその他部門は売上高が44%増の3億1200万ドルに伸びましたが、営業損失が3400万ドルと前年同期の3300万ドルから小幅ながら増えています。
期中のイベントとして注目を集めたのが、シリコンバレーに最先端の半導体プロセス技術と製造装置の共同研究施設「EPICセンター」を建設するプロジェクトへのサムスン電子の参加です。EPICセンターは装置(Equipment )、プロセスイノベーション(Process Innovation)、商業化(Commercialization)から頭文字を取った施設で、大手半導体メーカーと協力し、先端装置開発の迅速化を目指します。

決算発表時のガイダンスでは2026年2-5月期の売上高を71億5000万-81億5000万ドルと予想しています。前年同期の実績は71億ドルで、増加率は1-15%の範囲です。非GAAPのEPSの予想範囲は2.44-2.84ドルで、前年同期の2.39%から改善すると見込んでいます。



