「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回は豪ドル/ドルです。
ドル円がこう着感を強めるなど、全般円絡みの通貨は手が出しにくい状況となると、円が絡まない通貨ペアに活路を見出すのはよくある事です。
今回はチャートの形も比較的わかりやすかった、豪ドル/ドルを取り上げます。
皆様の参考になれば幸いです。
対円は手が出しづらい
今月に入り、ドル円は上向きの短期の移動平均を支えにじり高の展開が続いています。また、一日の値幅が50銭に満たない日も少なくありません。
ドル円について、本邦金融当局による円買い介入への警戒感が根強い一方、年内の米利上げ観測の浮上を背景としたドル買いや本邦財政悪化懸念を背景とした円売りも根強く、こう着した状況となっています。
値幅が小さいとなると、トレードには向きません。また、上では本邦金融当局が待ち構えているのではと考えると、安易に円売り・ドル買いで進めるのも考え物です。そうなると、円絡みのトレードはなかなか食指が動かなくなります。
アイディアとして、6・12日線がサポートになっているので、そのあたりの押し目を狙って買う手もありますが、いかんせん値幅が小さいため「労多くして・・・」となりやすい点を踏まえると、様子見でよさそうな気がします。

※Trading Viewより
そこで対円以外を見てみると・・・
さて、対円以外に目を向けると、比較的わかりやすそうなのは豪ドルに見えました。3日の1-3月期国内総生産(GDP)が予想を下回る伸びに留まったことや、前月に発表された4月雇用統計がさえなかったことから、ファンダメンタルズ面から豪ドルは多少売られやすいと判断。ちょうどドル自体がやや強含んでいることから、豪ドル/ドルを売る(豪ドル売り・米ドル買い)ことにしました。
そのときの記事はこちら。10日にこう書きました。
豪ドル/ドルは昨日雲の下限をわずかに下回って引けており、三役逆転が点灯。下値余地が広がりそうな気配。現在レート0.7002ドルのほか、雲下限0.7056ドル、8日高値0.7078ドルで少量売り。ストップは転換線0.7103ドル。
指値だと成立しないリスクもあるため、一部だけでもその時のレートで売ることにしました。
ただ、最近は冴えない結果が続いていたこともあり、今回は少量を複数に分けて様子を見ることにしました。
利益確定目処は、200日移動平均が位置する0.68ドル台半ばが一つの候補になります。なお、200日線は上向きを維持しており、大崩れは期待しづらい点を考慮すると、同線付近では一旦利益確定に動きたいと思います。

※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
豪ドル/ドル売り少量 0.7002ドル





