週明けの日経平均は続伸、史上最高値を更新
週明けの日経平均は大幅続伸。地政学的リスクへの懸念後退や米国株高を好感し、買い先行の展開となりました。前場は上値追いが続き、買い一巡後も後場にかけては高値圏でもみ合い強含みが続きました。TOPIXともに再び史上最高値を更新しました。
東証プライム市場の売買代金は概算で11兆4600億円。値上がり銘柄数1,090に対し、値下がり434銘柄と、値上がり優位の展開でした。業種別では、空運、金属製品、建設などが上昇した一方、食料品、鉱業、海運などが下落しました。
個別では、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)など半導体株が軒並み大幅高となったほか、レゾナック(4004)やJX金属(5016)など素材系にも買い戻しが続きました。電子部品株では村田製作所(6981)がストップ高。米国とイランの戦闘が終結すれば空運需要が回復するとの見方から、JAL(9201)やANA(9202)が急伸しました。一方、任天堂(7974)、バンナムHD(7832)などゲーム株の弱さが目立ったほか、地政学リスク後退で原油価格が上がりづらくなるとの見方からINPEX(1605)が軟調でした。
週足でみるJX金属の株価推移
図表は、JX金属(5016)の2025年3月19日の上場日からの週足ローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的な見方では、上場来で概ね上昇基調が続いているといえます。
ただ、昨年10月高値(2,339円)、今年3月高値(4,768円)、5月の上場来高値(5,828円)と高値を切り上げる過程で三段上げを形成し、その後の連続陰線で調整局面に入った可能性を疑う局面でもあります。
RSI(9週)は三段上げ目にはすでに先にピークアウトしており、逆行現象の弱気シグナルが点灯していたことも確認できます。
先週、一時3,238円まで下落し、3月31日につけた直近安値(3,312円)を下回りました。RSI(9週)は50%水準を下回る弱気シグナルが継続しました。
週間の終値ベースでは26週移動平均線上を維持して終えたため、短期的には26週移動平均線をサポートにどこまで戻せるかがカギになります。
週明けは上昇で終えましたが、上方で推移する13週移動平均線を超えていくことができるかが注目ポイントになります。
反発が継続して13週移動平均線を超えることができれば、高値圏でのもみ合い相場に移行する可能性が高まります。
多少の戻り待ちの売りをこなす時間の経過が必要となりますが、13週移動平均線上を保っていれば、次の上昇相場に向かいやすくなるでしょう。
一方、13週移動平均線は株価の直近の大幅調整によって、下向きに変化してきています。つまり、ここからの反発局面では上値抵抗水準としての節目になりやすいという見方ができます。
もし、13週移動平均線に反発(戻り)が抑えられ、先週の安値(3,238円)を下回る動きにつながる場合は、52週移動平均線まで下落余地が拡大することになるでしょう。





