30日のNY株式相場は大幅続落。米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めによる景気後退懸念が強まる中、米8月コア個人消費支出 (PCE) 価格指数が前月比+0.6%と予想を上回る強い伸びとなったことや、大幅減益決算を発表したナイキの急落も重しとなった。
ダウ平均は500.1ドル安(-1.71%)と大幅に2日続落し、3日ぶりに年初来安値を更新した。終値で2020年11月以来の29000ドル割れとなった。
S&P500も1.51%安と続落し、前日に続いて年初来安値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合も1.51%安と続落した。
ダウ平均採用銘柄は、ナイキの12.81%安を筆頭に全30銘柄が下落。ボーイング、ウォルト・ディズニー、アップルも3%超下落した。
S&P500の11セクターは不動産(+0.99%)を除く、10セクターが下落。公益、IT、一般消費財、生活必需品が下落率上位となった。
週間では、ダウ平均が2.92%安、S&P500が2.91%安、ナスダック総合が2.69%安とそろって3週続落。
9月月間では、ダウ平均が8.84%安、S&P500が9.34%安、ナスダック総合が10.50%安と大幅に2カ月続落した。
四半期では、ダウ平均が6.66%安、S&P500が5.28%安、ナスダック総合が4.11%安となり、S&P500は2009年以来の3四半期続落となった。