6日の日経平均は3日ぶり大幅反落。終値は315円安の26107円。休場明けの米国株はまちまちとなったが、東京市場では原油価格の急落や米長期金利の低下を受けて景気後退への警戒が強まる展開。市況関連株が下げを先導して、寄り付きから200円を超える下落となった。
主力どころの銘柄に大きく売られるものが多く、前場では下値模索が続いた。ただ、下げ幅を300円超に広げて26000円に接近したところで売りは一巡。後場は動意が乏しくなり、安値圏でのもみ合いに終始した。
大型株の手掛けづらさが意識される中で資金は新興グロース銘柄に向かっており、マザーズ指数が2%近い上昇、グロースコア指数が4%近い上昇となった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆0700億円。業種別では医薬品、精密機器、海運などが上昇した一方、鉱業、石油・石炭、保険などが下落した。
新型コロナウイルスの感染再拡大が意識されてマスク関連の川本産業(3604)が急騰。半面、JAL(9201)、ANA(9202)、オープンドア(3926)など旅行関連が大きく値を崩した。