7日のNY株式相場は続伸。翌日に注目の米6月雇用統計の発表を控える中、景気敏感株や半導体株を中心に買い戻しの動きが続いた。
商品先物相場の上昇を好感しエクソン・モービルやフリーポート・マクモラン、アルコアなどの資源・エネルギー株が大幅高となったほか、韓国サムスンの好決算を好感し、エヌビディア、AMDなどの半導体も軒並み大幅高となった。
ダウ平均は終日プラス圏で推移し、346.87ドル高(+1.12%)とほぼ一日の高値で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.50%高、2.28%高で終了。
ダウ平均は2日続伸し、S&P500とナスダック総合は4日続伸となった。
S&P500の11セクターは公益(-0.10%)を除く10セクターが上昇。エネルギーが3.51%高となったほか、一般消費財、ITが2%超上昇し、コミュニケーション、金融、資本財も1%超上昇した。
経済指標では、新規失業保険申請件数が23.5万件と前週発表分の23.1万件や市場予想の23.0万件をわずかに上回ったが、小幅な悪化にとどまった。
翌日の6月雇用統計では非農業部門雇用者数が26.8万人増と、5月分の39.0万人増から悪化が見込まれている。