(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=136.91円(前営業日比△0.31円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=145.21円(△0.38円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0607ドル(△0.0021ドル)
ダウ工業株30種平均:32757.54ドル(▲162.92ドル)
ナスダック総合株価指数:10546.03(▲159.38)
10年物米国債利回り:3.59%(△0.10%)
WTI原油先物2月限:1バレル=75.19ドル(△0.90ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1797.7ドル(▲2.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
31 33
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。欧州序盤には一時135.76円まで下落したものの、時間外の米10年債利回りが上昇したことでショートカバーが優勢となり、NY時間に入ってもその流れが継続。日銀の金融緩和修正観測から東京市場と欧州序盤に売りを進めた向きの反対売買を誘ったほか、市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測された」との声も聞かれ、1時過ぎに一時137.16円と日通し高値を更新した。
ドル買いが一巡すると136.70円台まで伸び悩む場面も見られたが、取引終了にかけて137円台を再び回復するなど下値は堅かった。
・ユーロドルは3営業日ぶりに反発。米長期金利の上昇を背景に売りが強まった。欧州連合(EU)エネルギー相会合で天然ガス価格の上限を、欧州委員会の提案よりも大幅に引き下げとなる1メガワット時(MWH)当たり180ユーロにすることで合意されると、原油先物価格が下落し、資源国通貨売りが進んだ影響も受けて1.0576ドルまで下落した。ロンドンフィキシング通過後は急速に買い戻しが入り1.0630ドル前後まで持ち直したものの、戻りは限られた。
・ユーロ円は反発。ドル円が買い戻されるにつれて全般円安が進んだ。ドル円の買い一服後も地合いは強く、一時145.49円まで上値を伸ばした。また、豪ドル円は91.96円、NZドル円は87.36円、カナダドル円は100.46円まで値を上げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落。米利上げの継続が米国経済の減速につながるとの思惑が根強く、週明けも売りが優勢となった。米長期金利が大幅に上昇したことでハイテク株が売られたことも嫌気され、指数は一時340ドル近く下落した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指も4日続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化が意識され、売りが優勢となった。欧州債が大きく下落したことにつれた面もあった。
・原油先物相場は続伸。中国のウイルス規制緩和や、ドルが比較的に軟調な動きを見せていたことで76ドル手前まで上昇する場面もあった。しかし、欧州連合(EU)エネルギー相会合で天然ガス価格の上限を1メガワット時(MWH)当たり180ユーロにすることで合意したと伝わると、74ドル前半まで一転急落した。ただし、売りも長続きはせず、ロンドンフィックスが通過すると再びドルの頭が抑えられると76.41ドルの日通し高値を更新するなど方向感のない動きを繰り返した。
・金先物相場は続伸。堅調地合いを維持していた金先物価格だが、ロンドンフィキシングにかけてドル買いが強まるとドルで取引される金先物は、割高感から一転売りが優勢となった。その後も先週末に大幅に買われて引けたこともあり、上値が重く推移し小反落して引けた。