27日のNY株式相場は高安まちまち。長期金利の上昇を受けてハイテク・グロース株が下落した一方、エネルギー株や公益などのディフェンシブ株が上昇した。
ダウ平均は先週末水準を挟んでもみ合い、37.63ドル高(+0.11%)の33241.56ドルと小幅に続伸して終了。
一方、S&P500は0.05%高まで上昇したものの、0.40%安と反落して終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.38%安と大幅反落した。
3連休明けで、サンタクロース・ラリーが期待されたものの、節税対策の年末の損失確定売り(タックス・セリング)や、機関投資家のリバランスの動きも重しとなった。
S&P500の11セクターはエネルギー、公益、生活必需品など5セクターが上昇した一方、一般消費財、コミュニケーション、ITなど6セクターが下落した。
個別銘柄は、上海工場の生産縮小が報じられたテスラが11.41%安と急落し、半導体のエヌビディアも7.14%安。
時価総額最大のアップルは1.39%下落し、52週安値を更新した。
米10年債利回りは先週末の3.47%台から3.84%台に上昇した。