28日のNY株式相場は下落。年末年始の株高アノマリーへの期待から上昇してスタートしたものの、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国での行動規制の緩和への警戒感などから幅広い銘柄に売りが強まった。
ダウ平均は朝方に137ドル高まで上昇後、372ドル安まで下落し、365.85ドル安(-1.10%)で終了。アップルが3.07%下落し、52週安値の更新を続けたほか、ウォルト・ディズニー、ダウ・インク、ナイキも2%超下落した。
S&P500とナスダック総合も朝方に上昇後、それぞれ1.20%安、1.35%安と一日の安値圏で終了。
ダウ平均は3日ぶりに反落し、S&P500とナスダック総合は2日続落した。
業種別では、エネルギーの2.22%安を筆頭にS&P500の11セクターが下落。IT、不動産、コミュニケーション、素材、資本財、生活必需品も1%超下落した。
寄り後に発表された米11月中古住宅販売仮契約指数が前月比4.0%減と予想の0.8%減を上回る悪化となったことや、時価総額最大のアップルが大幅続落し、前日に続いて52週安値を更新したことなどで、サンタクロース・ラリーへの期待が後退した。
主力銘柄は、アマゾン・ドット・コム、ウォルト・ディズニーも52週安値を更新した。
一方、テスラは52週安値を更新後、3.30%高で終了し、8営業日ぶりに反発した。