4日のNY株式相場は3日ぶりに反発。経済指標が強弱まちまちとなったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で引き締め姿勢の継続が示されたことで上下にもみ合ったが、取引終盤に上昇して終了した。
ダウ平均は朝方に102ドル安まで下落後、272ドル高まで上昇したが、FOMC議事要旨公表後に再びマイナス圏まで下落し、133.4ドル高(+0.40%)で終了した。
S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.75%高、0.69%高で終了し、主要3指数がそろって3日ぶりに反発した。
12月FOMCでは利上げ幅が3会合連続での0.75%から0.50%に縮小されたものの、議事要旨ではインフレ沈静化を示す十分なデータが確認できるまで政策金利を高く維持すべきとされた。
業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。不動産が2.29%高と上昇率トップとなったほか、素材、金融、一般消費財、コミュニケーションも1%超上昇した。
ダウ平均採用銘柄は、ボーイングが4.22%高となったほか、セールスフォース、インテル、ウォルト・ディズニーが3%超上昇し、ダウ・インク、ベライゾン、ビザ、アメリカン・エクスプレス、スリーエム(3M)、ナイキも2%超上昇。
一方、マイクロソフトが4.37%安、ユナイテッドヘルスが2.73%安となった。