【チャートの種類~バーチャート①】

バーチャートは海外で使われている

バーチャートは独特の形状をしています。欧米を中心に海外で広く使われているチャートです。


価格の値動きで、高値から安値までを1本の垂直線で結び、始値を左側へ短い水平線、終値を右側へ短い水平線を描きます。左側の水平線が右側の水平線よりも上にある場合と、右側の水平線が左側の線よりも上にある場合とで色分けするのが一般的です。


バーチャートには四本値と始値を記録しない三本値の2つのパターンがあり、古い手法では始値は記録しなかったようです。



チャートは見慣れることが重要 

バーチャートは基本的には終値を重視したチャートですが、最も単純な価格の記録法である終値だけを結んだ折れ線グラフ「ラインチャート」よりも高値と安値と始値がある分、情報量は多くなります。


その分、普段から見慣れていないと、ローソク足でいう「下ヒゲ」や「上ヒゲ」などで判断する天井や底の見極めがしづらいかもしれません。


一方、ローソク足と同じように、トレンドラインや移動平均線をチャート内に追加して、価格推移の方向の変化を把握することや、パターン分析などもすることができます。


日本株情報部 チーフストラテジスト

東野 幸利

証券会社情報部、大手信託銀行トレーダー、大手銀行などの勤務を経て2006年に入社。 マーケット分析やデリバティブ市場のコンテンツを担当。世界主要指数や個別株を対象にテクニカル・ストラテジーの提案。 日経CNBC「夜エクスプレス」、日経チャンネル「マーケッツのツボ」、テレビ東京「モーニングサテライト」、ラジオ日経(金曜後場マーケットプレス)など 会社四季報プロ500、ダイヤモンド・ザイ、日経マネー、株主手帳など 金融機関向けコラム「相場一点喜怒哀楽」 IFTA国際検定テクニカルアナリスト(MFTA) 日本テクニカルアナリスト協会理事 CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務) DCアドバイザー(確定拠出型年金教育・普及協会)

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