20日のNY株式相場は大幅反発。ネットフリックスやアルファベットなど昨年大きく下落したハイテク株を中心に買い戻しの動きが強まった。
動画ストリーミング会員数が予想を上回ったネットフリックスが8.46%高、1万2000人のレイオフを発表したアルファベットが5.72%高となったほか、エヌビディアも6.41%上昇した。
前日までの3日間で1200ドル超下落したダウ平均は朝方に95ドル安まで下落したものの、330.93ドル高(+1.00%)で終了。
S&P500も1.89%高とほぼ一日の高値で終了し、ともに4日ぶりに反発した。
ハイテク株主体のナスダック総合は2.66%高と3日ぶりの大幅反発となった。
年初来では、ダウ平均が0.69%高、S&P500が3.47%高、ナスダック総合が6.44%高とそろってプラス圏で終了し、週間ではダウ平均が2.70%安、S&P500が0.66%安とともに3週ぶりに反落した一方、ナスダック総合は0.55%高と3週続伸となった。
業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。コミュニケーションが3.96%高となったほか、IT、一般消費財、素材も2%超上昇した。
ダウ平均採用銘柄はゴールドマン・サックスが2.54%安となった一方、ウォルト・ディズニーが4.44%高となり、マイクロソフト、セールスフォース、アメリカン・エクスプレスも3%超上昇。インテルとアップルもそれぞれ2.81%、1.92%上昇した。
米10年債利回りが前日の3.39%台から3.48%台に上昇したものの、米連邦準備理事会(FRB)高官からのハト派発言も支援となった。
ウォラーFRB理事はこの日午後の講演で次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げが好ましいと発言し、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁も先行きの利上げ幅は0.25%が適切だとした。