23日のNY株式相場は続伸。ウォールストリート・ジャーナル報道を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利上げの減速や停止期待が高まったことでハイテク株を中心に堅調が続いた。
ダウ平均が254.07ドル高(+0.76%)、S&P500も1.19%高とともに2日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合は2.01%高と大幅に続伸。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、エヌビディアやテスラが7-9%上昇した。
S&P500の11セクターは、小幅に下落したエネルギーを除く10セクターが上昇。ITが2%超上昇し、コミュニケーション、一般消費財、金融、資本財も1%超上昇した。
先週金曜日にウォラーFRB理事が次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げが好ましいと発言したほか、週末にはFEDウォッチャーとして知られるウォールストリート・ジャーナルのニック・ティミラオス記者が、次回のFOMC会合で利上げ停止に向けた議論が開始される見通しと報じたことで早期の利上げ打ち止め期待が一段と高まった。
長期金利の上昇が嫌気されて昨年に大きく下落したハイテク・グロース株を中心に買い戻しの動きが続いた。