24日のNY株式相場は高安まちまち。決算発表が好悪まちまちとなる中、足もとで堅調に推移したハイテク株の一角が利益確定売りに押されたものの、早期利上げ打ち止め期待が引き続き下値支援となった。
ダウ平均は朝方に319ドル安まで下落したものの、104.4ドル高(+0.31%)と3日続伸して終了。見通しが嫌気された3Mが6%超下落したものの、トラベラーズが3%超上昇したほか、ベライゾン、キャタピラー、ハネウェル、ユナイテッドヘルス、アップルが1%超上昇した。
一方、前日までの2日間で4.72%高となったナスダック総合は0.27%安と3日ぶりに反落し、S&P500も0.07%安とわずかにマイナス圏で終了した。
業種別ではS&P500の資本財、公益、不動産、生活必需品など6セクターがが上昇した一方、コミュニケーション、ヘルスケア、エネルギーなど5セクターが下落した。
上昇率トップの資本財では、10-12月期の利益が予想を上回ったレイセオン・テクノロジーズが3.35%高となり、ゼネラル・エレクトリックも1.17%上昇。
一方、下落率トップのコミュニケーションではアルファベットが2.09%安となった。
引け後に決算を発表したマイクロソフトは利益が予想を上回り、株価は時間外で4%超上昇した。