26日のNY株式相場は大幅高。第4四半期決算が市場予想を上回ったテスラが2桁高となりハイテク株の上昇をけん引したほか、10-12月期の国内総生産 (GDP) 速報値が予想を上回る強い結果となったことで景気後退(リセッション)懸念が和らいだことも支援となった。
ダウ平均は205.57ドル高(+0.61%)と5営業日続伸。ダウ平均は、決算が嫌気されたIBMが売られ、寄り後に108ドル安まで下落する場面もあったが、終盤にかけて買い直された。
S&P500は1.10%高、ハイテク株主体のナスダック総合も1.76%高で終了し、ともに3日ぶりに反発した。
週初来では、ダウ平均が1.72%高、S&P500が2.21%高、ナスダック総合が3.34%とそろって上昇。
年初来ではダウ平均が2.42%高、S&P500が5.75%高となり、ナスダック総合は9.99%高と昨年7月以来の大幅高となった。
前日引け後に発表されたテスラの第4四半期決算は売上高と営業利益が過去最高を記録。株価は前日比10.96%高と急伸した。
テスラの好決算を受けて昨年大きく下落したマイクロソフト、エヌビディア、アマゾン、アルファベットも軒並み大幅高となった。
S&P500の11セクターは生活必需品が0.28%安と唯一下落した一方、エネルギーが3.32%高、一般消費財が2.03%高となり、コミュニケーション、IT、不動産も1%超上昇した。
投資家の不安心理を示すVIX指数は18.73ポイントと前日比0.35ポイント低下。1月13日以来、9営業日ぶりに18ポイント台に低下した。