30日のNY株式相場は反落。今週発表されるアップルなどのハイテク・ジャイアントの決算や、0.25%の利上げが見込まれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えた警戒感から、ハイテク株を中心に利益確定売りが強まった。
ダウ平均は260.99ドル安(-0.77%)と7営業日ぶりに反落。朝方に77ドル高まで上昇する場面もあったが、終盤に282ドル安まで下落し、ほぼ安値引けとなった。
S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.30%安、1.96%安と3日ぶりに大幅反落した。
ただ、月初来ではダウ平均が1.72%高となったほか、S&P500が4.64%高となり、ナスダック総合は8.86%高と昨年7月以来の大幅となった。
業種別では生活必需品が小幅に上昇したものの、エネルギーが2.29%安となったほか、IT、コミュニケーション、一般消費財、不動産が1%超下落した。
ハイテク・ジャイアントはメタ・プラットフォームズが3%超下落し、アルファベット、アップルも2%超下落。
半導体のエヌビディアも6%近く下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.67%安と続落した。
このほか、前日までに年初来で44%超上昇したテスラが6.32%安と大幅反落し、ゼネラル・モーターズも4.37%安となった。