1日のNY株式相場は続伸。午後の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えて軟調に推移したが、FOMCで利上げ幅が市場予想通りに0.25%に縮小され、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見でインフレがスローダウンしているとの認識を示したことが好感された。
ダウ平均はFOMC結果公表直後に一時504ドル安まで下落したが、パウエルFRB議長発言を受けて248ドル高まで上昇し、6.92ドル高(+0.02%)で終了。
S&P500も0.97%安まで下落後、1.05%高で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.73%安まで下落後、2.00%高と大幅高で終了。主要3指数がそろって2日続伸となった。
ハイテク株の好決算も相場の支援となった。赤字幅が縮小したペロトン・インテラクティブが26.53%高と急伸し、利益が予想を上回ったアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も12.63%上昇した。
FOMCの結果を受けて米10年債利回りは前日の3.52%台から3.41%に低下した。
S&P500の11セクターは、原油安を受けてエネルギーが1.89%安となった一方、ITの2.29%高を筆頭に10セクターが上昇。一般消費財、コミュニケーションも1%超上昇とハイテク・セクターが騰落率上位に並んだ。
引け後の動きではメタ・プラットフォームズが時間外で約19%高と急伸。売上高が予想を上回ったほか、自社株買いの発表も好感された。