NYダウ215ドル安と反落 アップルの採用縮小計画を嫌気

18日のNY株式相場は反落。ゴールドマン・サックスなどの好決算を受けて上昇してスタートしたものの、アップルが来年の採用や投資の縮小を予定しているとブルムバーグが報じたことで売りが優勢となった。

先週末に658ドル上昇したダウ平均は、朝方に356ドル高まで上昇後、取引終盤に305ドル安まで下落し、215.65ドル安(-0.69%)と反落して終了。

S&P500も1.02%高まで上昇後、0.84%安で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.54%高まで上昇後、0.81%安で終了した。


ダウ平均採用銘柄はゴールドマン・サックスが2.51%高となり、ダウ・インク、シェブロンが1%超上昇した一方、メルク、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アップルが2%超下落し、ユナイテッドヘルス、ベライゾン、コカ・コーラ、JPモルガン・チェースなどが1%超下落した。


先週からスタートした第2四半期決算発表は、今週はS&P500の約70銘柄が発表と発表が本格化する。

この日は好調な債券トレーディングを追い風に収入、利益がともに市場予想を上回ったゴールドマン・サックスが一時5.89%高まで上昇し、2.51%高で終了した。

バンク・オブ・アメリカも利益が予想を上回り一時3.49%高まで上昇したが、終値では0.03%安とほぼ横ばいとなった。

利益が予想を上回ったチャールズ・シュワブは2.43%高まで上昇後、1.51%安で終了した。


別材料ではボーイング737Max機を100機購入すると報じられたデルタ航空が一時6.28%高まで上昇し、3.49%高で終了。一方、ボーイングは一時5.55%まで上昇したが、終値では0.01%安とほぼ横ばいで終了した。


引け後に決算を発表したIBMは時間外で4%超下落。決算が予想を上回ったものの、キャッシュフローの見通しを引き下げたことが嫌気された。

国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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