9日のNY株式相場は続落。上昇してスタートしたものの、米10年債利回りが上昇したことや、アルファベットが大幅続落したことでハイテク・グロース株を中心に売りが強まった。
ダウ平均は朝方に303ドル高まで上昇したが、終盤に341ドル安まで下落し、249.13ドル安(-0.73%)で終了。
S&P500も0.93%高まで上昇後、0.88%安で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.35%高まで上昇後、1.02%安で終了。主要3指数がそろって2日続落した。
好決算を発表したウォルト・ディズニーは朝方に5%超上昇したが、1.27%安で終了し、前日に7%超下落したアルファベットは4.39%安と大幅続落。
メタ・プラットフォームズも3.00%安と続落した。
センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は20.71ポイントと前日比1.08ポイント上昇した。
業種別ではS&P500の全11セクターが下落。コミュニケーションが2.80%安となったほか、公益、素材、金融、不動産が1%超下落した。
経済指標では新規失業保険申請件数が19.6万件と予想の19.0万件を上回る弱い結果となった。
米10年債利回りは前日の3.65%台から一時3.57%台に低下したが、米30年債入札の不調を受けて利回りは3.66%に上昇した。