23日のNY株式相場は上昇。予想を上回るエヌビディアの決算を好感し上昇してスタート後、利上げの長期化懸念を背景に下落したが、終盤に再び買いが優勢となった。
ダウ平均は108.82ドル高(+0.33%)と3日ぶりに反発。朝方に227ドル高まで上昇後、249ドル安まで反落したが、終盤に買い直された。
S&P500も0.53%高と5日ぶりに反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.72%高と2日続伸した。
ただ、週初来ではダウ平均が672.78ドル安(-1.99%)と4週続落ペース、S&P500が1.64%安と3週続落ペースとなり、ナスダック総合は1.67%安の反落ペースとなった。
S&P500の11セクターはIT、エネルギー、不動産、資本財など7セクターが上昇し、コミュニケーション、公益、生活必需品など4セクターが下落。
上昇率トップのITではエヌビディアが14.02%高と急伸し、下落率トップのコミュニケーションでは値下げを発表したネットフリックスが3.35%下落した。
発表された経済指標は10-12月期GDP改定値が前期比年率+2.7%と速報値の+2.9%から下方修正されたが、同コア個人消費支出(PCE)価格指数が+3.9%から+4.3%に上方修正された。
新規失業保険申請件数も19.2万件と予想の20.0万件を下回る強い結果となったことで利上げの長期化見通しが強まった。