NYダウ232ドル安と反落 月間では3指数がそろって反落

28日のNY株式相場は反落。米10年債利回りが一時、昨年11月以来となる4.0%付近まで上昇し、利上げの長期化が意識されたほか、月末の持ち高調整の動きも重しとなった。


ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、232.39ドル安(-0.71%)とほぼ一日の安値で終了した。

S&P500は前日終値を挟んでもみあったが、0.30%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合も0.71%まで上昇したが、終盤に売られ、0.10%安と小幅安で終了した。


2月月間ではダウ平均が4.19%安と大幅反落し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.61%安、1.11%安と反落。年初来ではダウ平均が1.48%安となった一方、S&P500が3.40%高、ナスダック総合が9.45%高となった。


ダウ平均採用の30銘柄は、JPモルガン・チェース、ボーイング、ウォルマートなど10銘柄が1%未満の上昇となった一方、ゴールドマン・サックスが3.80%安、メルクが2.85%安となったほか、ユナイテッドヘルス、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、シェブロン、アムジェン、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も1%超下落した。


S&P500の11セクターは素材、コミュニケーションなど3セクターが上昇した一方、公益、エネルギー、生活必需品、ヘルスケアなど8セクターが下落した。


米10年債利回りは前日の3.922%から一時、3.983%まで上昇し、3.928%で終了した。


国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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