6日のNY株式相場は高安まちまち。時価総額最大のアップルが上昇したものの、米10年債利回りの上昇が重しになった。
7日、8日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や週末10日の米2月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢も強まった。
ダウ平均は40.47ドル高(+0.12%)と小幅に4日続伸。一時、181ドル高まで上昇したが、米10年債利回りの上昇を受けて伸び悩んだ。
S&P500も0.07%高とわずかながら3日続伸した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は1.19%高まで上昇後、0.11%安と3日ぶりに小幅に反落して終了した。
S&P500の11セクターはIT、コミュニケーション、公益、生活必需品など6セクターが上昇し、素材、一般消費財、不動産など5セクターが下落した。
ダウ平均採用銘柄は、メルクが3.95%高、アップルが1.85%高となったほか、コカ・コーラ、ビザ、ジョンソン・エンド・ジョンソンも1%超上昇。
一方、ダウ・インクが2.07%下落し、ウォルグリーンス、インテル、ボーイングなども1%超下落した。
アップルは、ゴールドマン・サックスがサービス事業の成長力を評価し、投資判断を「バイ」として新規に格付けを開始したことが好感された。